女性の更年期障害の代表としてホットフラッシュがあります。
何の前触れもなく、顔が熱くなり、滝のような汗が出ます。
これが人前となるともう大変。
汗を止めなくてはと「どうしよう、どうしよう」と思うほど出てきます。
暑さ寒さに関係なく場所を選ばず汗が出てしまうので、周りの視線が
気になりさらに汗が止まらなくなります。
東洋医学では、ホットフラッシュは、瘀血と血虚がからんで起こると考えます。
氣や血が上ってしまい、カラダは、それを冷まそうと汗を出しているのです。
更年期障害のほか、婦人科系の手術を受けて子宮や卵巣を取った人にも表れます。
そのほかには、ホルモン剤を飲んでいる人にも見られます。
漢方では、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、当帰芍薬散、
桂枝加竜骨牡蠣湯、半夏厚朴湯、苓桂甘棗湯などを良く使います。