利尿剤と利水剤 利水剤は・・・

病院で血圧が高かったり、むくみがでたりしたときにでるのは利尿剤。

漢方では、利尿剤とはいわず“利水剤”というものがあります。

同じじゃないの?・・・全然違います。

どのように違うのか?

利尿剤とは、体内にある水分を体の外に無理やり出してしまいます。

一方利水剤は、私たちが生きていくうえでの新陳代謝をしたときに

当然必要なだけの水分を出します。

しかし、何らかの異常で水分が外に出ていかないとき、

水分代謝を正常にしてくれる働きがあります。

小便を無理やり出してしまい、体内に不必要な水分だけでなく、

必要な水分までも出してしまうのが、利尿剤で、

体内に不必要な分だけ水分を小便で出して、必要な分は出さないのが利水剤です。

今年の夏は、病院から利尿剤がでている人のなかで

必要な水分までもが出てしまい不調を訴える人が多かったです。

利尿剤を飲んでいる人は、気をつけてください。