最後は、人参。
これも胃のところで説明しましたが、ここは動悸に使います。
では、どんな動悸?
胃で動悸を起こすとき。
えっ?胃で動悸?と思うかもしれませんが、動悸といっても
心臓だけでなく、胃やお腹もあります。
黄連は、胃の不調が心臓に影響を与え動悸がするときと説明しました。
しかし、条件があります。
それは、体力がある人です。
では、体力がなく、胃が弱くて動悸がするときに人参の出番です。
胃酸過多症タイプの動悸・・・黄連。
胃酸の出が悪い人の動悸・・・人参と覚えてください。
様々な不調の原因は、胃腸の不調にあると言ってもよいくらいです。
その胃腸の不調に気がついていない人がほとんどです。
動悸に使う生薬・・・茯苓、桂枝、牡蠣、竜骨、黄連、人参。
動悸の見分け方・・・
ホルモンバランスの乱れ(腎)、自律神経系、胃腸系なのか?
それぞれ単独とは限らず、3つとも絡んでいる場合もありますので、
見逃さないようにしてください。