咳3 肺の炎症と熱 

咳は気管支や咽喉で起こり、どの臓器に属するのか?

それは、肺。

肺に炎症や熱があり、咳がある場合には柴胡剤を使います。

柴胡は辛涼解表薬です。

では、どんな作用があるのか?

・消炎解熱

・鎮静沈痛

・升提作用(脱肛、子宮脱など)

・マラリア熱

使う時期は、少陽病のときで熱が激しい時・・・小柴胡湯、大柴胡湯、四逆散。

少し長引いているとき・・・柴胡加竜骨牡蠣湯。

汗っかきで体力が落ちている、または虚弱体質の人の咳

・・・柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯。

体質がはっきりしないときは柴胡桂枝乾姜湯→柴胡桂枝湯から始めます。

柴胡剤を咳に使うときには、他の咳に効く漢方の補助として使います。