咳6 分泌物が硬いとき 

最後は、肺の働きが弱っているときの咳。

肺の働きが弱っているのに養生せず、無理して働いて炎症を

引きおこし、それが腎まで及ぼしているような場合です。

腎が弱まると、ホルモンの分泌が弱まります。

続いて生理的水分が少なくなったり、足らなくなります。

すると、ホルモン分泌不足からくる、のぼせの咳がでます。

また、水不足から渇き、分泌物が粘ってきます。

その粘った分泌物にホコリなどがくっつき、痰は硬くなり、

外に排泄しづらく、そのために咳をしている場合です。

そんな時に使う麦門冬は、補陰薬、効能は・・・

・肺に潤いを与えて咳を止める。

・津液を生み、カラダを潤す。

・強心作用

・腸を潤し、便秘を治す。

高齢者や風邪をこじらし長引いてくると麦門冬剤を良く使います。