夜中に何度もトイレに起きて寝られない!
という高齢者が男女問わずいます。
年齢とともに腎と心の弱りが原因の一つです。
また、胃腸の冷えや腹直筋の緊張、
自律神経系の不調からも夜間尿となります。
≪夜間尿に使う漢方≫
・胃腸の冷え、腹直筋の緊張・・
小建中湯、黄耆建中湯、当帰建中湯、甘草瀉心湯など
・腎系・・・五苓散、八味地黄丸、苓姜朮甘湯など。
・裏熱実証タイプ・・・白虎加人参湯など。
・自律神経系・・・・・柴胡加領骨牡蠣湯、桂枝加竜骨牡蠣湯など。
このなかでも八味地黄丸と建中湯類の合方を良く使います。
80代半ばの男性の8~10回夜間尿が
八味地黄丸と黄耆建中湯の合方で、3日後に2回の夜間尿に
なった人もいます。
夜間尿に関しては、漢方の得意とする分野のひとつでもあります。