少陽病は、どこに闘病反応があるのか?
主として「胸部」。
漢方での胸部とは?
肋骨で囲まれている臓器のことです。
呼吸器、肺、気管支、心臓、肝臓、胃のことを指しています。
えっ?胃と肝臓は、肋骨よりも下にない?
なんて思うでしょうが、肋骨が少しかかるので胸部に含まれます。
ここでも主としてといっているのは、胸部で闘病反応が原因で
その余波が体表部、腹部にも及ぶことが多々あるからです。
今年の夏は、梅雨明けが早く、猛暑が続いていますが、
それに伴い不眠という症状を訴える人が増えています。
不眠症のほとんどが少陽病としてとらえます。
参考までに眠くてしょうがない、だるくてしょうがないなどの症状は
この後で説明する太陰病としてとらえます。