生薬
当帰、桂皮、芍薬、木通、細辛、甘草、大棗、呉茱萸、生姜、以上9味。
効能・効果
手足の冷えを感じ、下肢が冷えると下肢または下腹部が痛くなるものの諸症:
しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛、神経痛、坐骨神経痛、ヘルニア、
慢性虫垂炎、皮膚病、水虫など・・・
当帰四逆湯に呉茱萸と生姜を加えて温性を強くしたものとあります。
手足が触っても冷たく、さらに冷たいという自覚があるものです。
慢性的な神経痛で手足が冷え、寒いところにいるとさらに痛みが増すような状態。
特に坐骨神経痛などによく使われることが多く、下腹部から腰にかけての
引きつれがあるものによいとあります。
やはり、冬の寒い時期に多く、手足が極端に
冷え切ってしまったような状態に良く使いますが、
普段は、あまりそのような人は、店頭には来ません。
また、ほとんどの人が、苦くて飲むことができず、
飲めたとしても一時ですぐに飲めなくなってしまうのも特徴で、
当帰建中湯や当帰芍薬散がベースとなる場合が多いようです。