生薬
当帰、桂皮、大棗、芍薬、甘草、生姜、以上6味。
効能・効果
疲労しやすく血色のすぐれないものの次の諸症:
月経痛、月経困難症、月経不順、腹痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み、
下腹部から股にかけて痛むもの、腰痛、坐骨神経痛、背痛、
腹膜炎、子宮出血、腸出血、
足腰の麻痺、下半身の冷え、内股の冷え、足先の冷えなど・・・
当帰建中湯は、小建中湯の膠飴の代わりに当帰が入ったものです。
ときに、食欲がなく体力低下が著しい時は、膠飴を入れてもよいとなっています。
ベースは、小建中湯なので、いわゆる「建中ばら」といわれている腹直筋の緊張、
疲れやすい、虚弱体質がポイントになります。
生理後の腹痛にもよく効きます。
痔の漢方としてもよく知られていますが、痔になりやすいということは、
お尻回りが冷えてしまう体質ということも言えます。
格好を気にしなければ、冬は、毛糸のパンツを履きたい!とか
ひざ掛けを持ち歩きたい!車の運転の際に、ひざ掛けをするなどの下半身の冷えが
あるタイプの人が目標になります。