当帰芍薬散 冷えとむくみが・・・

生薬

当帰、芍薬、茯苓、沢瀉、川芎、白朮、以上6味。

効能・効果

比較的体力が乏しく、冷えまたは貧血傾向があるもので、排尿回数が多くて

尿量が少ないもの、あるいは冷えて下腹部に圧痛のあるものの諸症:

冷え症、頭痛、めまい、立ちくらみ、耳鳴り、心悸亢進、便秘、下痢、むくみ、

胃腸障害、気鬱、肩こり、腰痛、しびれ、不眠、ノイローゼ、ヒステリー、肺結核、

肋膜炎、気管支喘息、高血圧、低血圧、メニエール、甲状腺腫、

パセドウ病などの動悸、腎炎、ネフローゼ、痔、肛門脱出、

ひび、あかぎれ、じんましん、ニキビ、そばかす、

湿疹、月経不順、月経過多、無月経、子宮出血、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、

骨盤腹膜炎、流産癖、不妊症、婦人更年期障害など・・・

当帰芍薬散は、陰証の駆瘀血剤としてもっとも有名な薬方です。

貧血の人は、頭に何か覆いかぶさっているような頭重を訴えることが多いようです。

皮膚は、水っぽくたるんでいて皮下に水気がありそうな感じといわれています。

小便は、多量で大便は、弛緩性の便秘の傾向があります。

また、下剤を使うと腹痛を起こします。

生理は、不順でどちらかというと遅れがち、生理痛もあり、

よく腹痛を起こすタイプに使われます。

ポイントは、冷えとむくみです。

貧血の数値がでなくてもめまい、立ちくらみをよく起こすタイプで

チョコレート、氷をガリガリ食べるタイプに多いです。

ただし、胃腸が極端に虚弱になっている人は、

胃腸を立て直してからのほうがよいです。

病院では、不妊症というとほとんどが当帰芍薬散を出しますが、

当店で飲ませてみると、以外と飲める人は、

少なく胃腸障害を起こしている人も多々いますので注意が必要です。

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