では、柴胡は、胃薬的に使うことが出来るのか?
胃薬的に使えるのは、肝臓、胆嚢、心臓、脾胃系の衰弱がなく、
過労やストレスでバランスをくずしているときで、
その結果として胃の不調を訴える時に使うのです。
肝胆や脾胃(消化器系)の衰弱があるときには、使えません。
肝胆系の衰弱があり、胃腸が衰弱しているとき、
柴胡とともに脾胃の立て直しをしてくれる漢方があります。
良く使われ有名なのが、補中益気湯。
まとめると、肝臓、胆嚢、心臓、脾胃が
働き過ぎて疲れているときに、熱が生じると胸脇苦満や往来寒熱になります。
その結果として胃腸の不調があらわれているときには使えます。