牡丹皮の主作用は・・・活血、駆瘀血、抗炎症解熱(血熱を冷ます)
牡丹皮は、体質の強い人に使うとされています。
では、どのような人に牡丹皮は使うのか?
ポイントは、肝臓に入る門脈の欝血を取ります。
つまり、肝臓、門脈、門脈の末端は、肛門の欝血を取ります。
肛門の欝血ということは、牡丹皮は、痔にもよく効きます。
局所の炎症では、充血、腫れがあるときに、
冷やして腫れを取り痛みを取ります。
また、皮膚などの化膿性の炎症にも使います。
閉経や打撲・捻挫・むち打ちなどによる内出血、
吐血、眼底出血、鼻血などには、動脈を収縮とて充血を抑えて止血
と同時に静脈の欝血も取ります。
血液系の症状にはよく使う生薬です。
牡丹皮と乾地黄(血熱を冷ます清熱涼血薬)は・・・陰虚の熱に使います。
手足のほてり、午後に高くなる発熱、カラダの内部、
骨から蒸し立てられるように熱くなり、汗が出ないときに使います。