このように肝臓は、私たちのカラダの機能として重要な役割を
担っており、特に腎臓と密接な関係があります。
肝臓の解毒能力が落ちてくると腎臓にも負担がかかってきます。
漢方では、肝臓の炎症には柴胡剤を良く使います。
また、肝臓の炎症などにより胆汁をつくる能力が劣っている場合は
胆汁の分泌を整えるため山梔子をじょうずに使うと肝臓がよくなります。
例えば二日酔いなどのときは、肝臓の炎症がありますので
黄連解毒湯に五苓散を飲むと早く気持ち悪いのが改善します。
しかし、腎臓でもいいましたが、肝臓が悪いからといって肝臓だけに
目を向けるのではなく、肝臓の親である腎臓も一緒に強化することが
肝臓病を治すためには必要です。