胃の不調の場合、まず陽病か陰病かを見分けます。
胃に熱があるかないか?
熱がある場合は、陽病、熱かない場合は、陰病。
胃に熱があると人間の治癒本能で冷やそうとします。
では、冷やすためにどのようなものを好むか?
それは、苦いものを好むようになります。
例えば、胃酸過多症で胃酸が出すぎて潰瘍や炎症が起きているときは、
苦味健胃薬を与えると治ります。
胃に炎症があると苦いものを絶えず胃に入れるので口も苦くなります。
また、口が苦く慢性化しているときは、
苦い薬を飲んでも平気で飲めるのです。
このように胃に熱があるときは、苦い生薬の入った漢方を
平気で飲むことが出来、胃熱がとれて改善するわけです。