では、苦いものも好き、甘いもの、辛いものも大好きという人は?
このような人は、陽病で考えます。
胃の機能が衰弱している陽病です。
陽病のなかの陽虚証としてとらえればよいわけです。
胃の不調を考える時、陽病の中でも、比較的体力がある陽実証と
虚弱な体質の陽虚証があり、陰病の中でも、働きが鈍っているけれども
体力は比較的ある陰実証、働きも鈍っていてしかも体力がない陰虚証があります。
まとめると4つのパターンがあるということ。
・陽病・・・陽実証、陽虚証。
・陰病・・・陰実証、陰虚証。
病人を見分ける場合は、胃の働きをみます。
働き過ぎか、怠けているか?
そのなかで体力があるかないかを見分けて実証、虚証を判断します。