50代前半女性、やせ型の背中のコリの漢方相談。
漢方を飲み始めて1か月。
一番の悩みは、むくみ。
そのほかの症状は・・・
肩、首の後ろのコリ、立ちくらみ、めまい。
仕事の関係で忙しく、寝る時間が4時間ぐらい。
大便2.3日に1回、小便は、遠い。
これらから、当帰芍薬散をベースに肩甲骨が凝ったら、
柴胡加竜骨牡蛎湯を頓服でむくみとめまい、立ちくらみは改善。
しかし、今回は、肩甲骨から胃の裏まで凝っているのが取れないとのこと。
「背中全体が亀の甲羅のようといわれますか?」
・・・「カチカチでほぐしきれないとマッサージに行くと言われます。」
そうくれば柴胡桂枝乾姜湯と考え飲んでもらうと、・・・「苦い!」
10分後、少しカラダは温まったもののコリは今一歩。
つづいて義理の母の介護もあり、顎関節症もなったことがあることから、
四逆散を飲んでもらうと、「こっちのほうが飲みやすい!」
と言ったものの反応なし。
そこであることに気づき、首から背中の冷えにも使う漢方を一服。
「今日の中でこれが一番美味しい!」
すると5分もしないうちに、背中が一気に温まり、コリも消失!
冷えむくみのほかにもこの漢方もあったか?
玉ねぎの皮をむくようにいろいろな症状がでるものです。
その度によく観察することが大切と改めて学んだ症例でした。
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