風邪4 喉の痛みのときは・・・

風邪の症状で多いのが「喉の痛み」。

風邪の初期の漢方を飲んでも痛みが緩和されないとき・・・

そこでどのような痛みかが問題。

大まかに分けると2つ。

1喉がイガイガ・・・桔梗石膏(小柴胡湯を加えることもあり)。

2喉かチクチク、ヒリヒリ・・・麻黄附子細辛湯。

桔梗石膏は、石膏が清熱の役割をするため、

どちらかというと熱感があるので

よく葛根湯と組み合わせます(葛根湯加桔梗石膏)。

他には扁桃腺炎から気管支炎と奥の方の炎症に

小柴胡湯と組み合わせます(小柴胡湯加桔梗石膏)。

麻黄附子細辛湯は、寒証につかう処方のため、

利尿障害があるためカラダに余分な水があり、寒さに弱く

冷えやすい傾向があります。こういう人が風邪を引くと、

薄くポターンと垂れてしまいそうな鼻水になり、

喉の痛みになると“ヒリヒリ、チクチク”というような痛みになります。

喉の痛みの漢方として他には、少しのイガイガは

半夏厚朴湯や麦門冬湯で治る人もいますし、

人参湯で喉の激痛が治る人もいます。・・・参考までに。