めまい3  余分な水を・・・

水毒によるめまいを改善する漢方は、

苓桂朮甘湯、真武湯、沢瀉湯などがあります。

では、どのように使い分けるか?

○苓桂朮甘湯

急に頭を動かしたり、立ち上がったときに起こるめまい。

余分な水を抱えているため、光がまぶしかったり、ドライアイ、

動悸、息切れ、小便が出にくいという

症状も伴うこともあります。

○真武湯

椅子に掛けていてもグラグラしたり、歩いていても、

よろけたり、足が地についていないような状態です。

胃腸が弱いタイプで小便が出にくい人です。

とにかく目を閉じて横になっていたいと思ったら真武湯です。

苓桂朮甘湯は、頭部に水が溜った状態、

真武湯は、カラダ全体に水に浸かった状態です。

○沢瀉湯

どんなタイプにも使える漢方。

特に急性期によく効くといわれています。

めまいの特徴は、目が回るという表現をします。

寝ていても目が回る状態です。

口が渇いて水分をとるタイプの五苓散、

冷えとむくみを訴える当帰芍薬散なども沢瀉湯が含まれています。

ほかにもめまいに効く漢方はありますが、

このような状態にならないように自分に合ったベースになる

漢方を選ぶことが大切になります。