激しい運動をする、精神的に大きなショックを受ける、
転ぶなどのような明らかな原因がないのに流産してしまうことがあります。
このような原因不明の流産を防ぐには、
母体の健康状態を良くすることが大切です。
東洋医学では、安胎薬(あんたいやく)と呼ばれるものがあります。
胎児に悪影響を及ぼす母体の体質を改善するのに適した漢方があります。
流産癖の原因は、冷え症、むくみやすい、疲れやすいなどの体質を
改善することが大切です。
体が冷えている場合・・・
体が冷えると血行不良となり胎児に栄養がいきにくくなります。
水分代謝が悪い場合・・・
水分代謝が悪いと、冷えやむくみとなります。
とくに下半身の冷えとむくみは胎児に悪影響を与えてしまいます。
良く使われる漢方は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、当帰芍薬散、芎帰膠艾湯、
苓姜朮甘湯、温経湯、桂枝茯苓丸などです。
精神的ストレスに弱い人には、半夏厚朴湯なども組み合わせます。