大黄牡丹皮湯  右腹部の痛みに・・・

生薬

大黄、牡丹皮、桃仁、芒硝、瓜子、以上5味。

効能・効果

比較的体力があって、下腹部痛があり、便秘しがちのものの次の諸症:

月経不順、月経困難、便秘、痔、急性虫垂炎、尿道炎、睾丸炎、前立腺炎、

子宮内膜炎、骨盤腹膜炎、リンパ腺炎、骨髄骨膜炎、乳腺炎など・・・

大黄と芒硝は、瀉下剤で炎症作用があり、牡丹皮、桃仁、瓜子は、駆瘀血剤で、

牡丹皮、桃仁は、慢性肝炎、慢性腎炎、子宮付属器の炎症に良いとされています。

まとめると便秘の傾向があり、下半身、とくに下腹部の諸炎症に使われます。

とくに右の下腹部がシクシク痛いときによく効きます。

下腹部に化膿性の炎症を起こしやすい人、塊ができやすく、

痛みが激しい人に良く使います。

右の下腹部痛がある人は、まずは飲めるかどうか?飲めるようであれば

続けて服用してみる価値があります。

右下腹部痛があっても飲めない人は、他の漢方を探してみることです。

DSC_1085