生薬
大黄、牡丹皮、桃仁、芒硝、瓜子、以上5味。
効能・効果
比較的体力があって、下腹部痛があり、便秘しがちのものの次の諸症:
月経不順、月経困難、便秘、痔、急性虫垂炎、尿道炎、睾丸炎、前立腺炎、
子宮内膜炎、骨盤腹膜炎、リンパ腺炎、骨髄骨膜炎、乳腺炎など・・・
大黄と芒硝は、瀉下剤で炎症作用があり、牡丹皮、桃仁、瓜子は、駆瘀血剤で、
牡丹皮、桃仁は、慢性肝炎、慢性腎炎、子宮付属器の炎症に良いとされています。
まとめると便秘の傾向があり、下半身、とくに下腹部の諸炎症に使われます。
とくに右の下腹部がシクシク痛いときによく効きます。
下腹部に化膿性の炎症を起こしやすい人、塊ができやすく、
痛みが激しい人に良く使います。
右の下腹部痛がある人は、まずは飲めるかどうか?飲めるようであれば
続けて服用してみる価値があります。
右下腹部痛があっても飲めない人は、他の漢方を探してみることです。