筋肉痛?  雪かきのせいでは・・・

50代女性の筋肉痛の漢方相談。

慣れない雪かきをしていらい右を向くときに首の筋肉が痛く、振り向けないという。

人は、責任を自分ではなく他のせいにしたいもの。

はじめは、寝違いか?本人の言うとおり筋肉痛かと疑ったのですが、

もしかしたら、血液の詰り?もあるかもしれないと思い質問をしてみることに。

なぜなら、もし血液の詰りであるならば、脳梗塞、心筋梗塞の前触れだからです。

「顔を上に向けられますか?」

「痛くてダメ!」といって胸が動き、首はまったく動いていないのです。

「ろれつが回らないことは?」

「最近、ろれつが回らず、言葉も良く出てこないみたい!」

こうなると血液の詰りは、確定!

まして右側なので倒れるほどでないにしても脳梗塞の前兆。

「左手のしびれは?」

「なんで左手がしびれるってわかるの?」と驚いた様子。

だてに漢方相談は、やっていないのでと言いたかったのですがここは言わずに

そんなときに飲む漢方を黙って溶かし、飲んでもらうと。

「甘くて美味しい!」。

10分後もう一度顔を上に向けてもらうと、今度は痛みもとれ、角度も45度に。

45度ぐらいでは、まだまだ完全ではないので、1週間しっかり飲んでもらうことに。

このように、首コリ、肩コリでも生命の危険が潜んでいる場合があります。

その良い一例でした・・・これで倒れずに済んだかな?

味覚異常?  飲めなくて・・・

6歳の女の子のお母さんの漢方相談。

「娘が風邪で鼻づまりなんですが、病院の薬を一切飲まないんです!」

「その娘さんの味覚は、正常です!」と答えたのです・・・キョトン!

それなら漢方がいいよと言われてきてみたというのです。

ところが肝心の娘さんは、連れて来なかったのです。

それから一週間後、娘さんと来店。

6歳なのでいろいろと質問しても無理なので、とりあえず鼻づまりに良く効く漢方を

飲んでもらうと・・・「お茶みたい!」といってすべて飲みきったのです。

一瞬鼻が通ったものの10分も経たないうちにまた鼻づまり。

そして次々と漢方を飲んでしまうのです。

それもお母さんにも同じ漢方を飲んでもらうとほとんどまずい

と言って飲むことが出来ません。

結局、一番よさそうな漢方を持って行ってもらうことに。

子供の味覚は、正常でお母さんのほうが若干味覚異常があるようです。

首から上のだるさ  顔だけが・・・

40代後半女性の上半身のだるさの漢方相談。

当店の看板の「漢方」の文字が通るたびに気になっていたらしく、

思い切って入ってみたとのこと。

気軽に入ってみたら、しっかりカウンセリングをしているのを見て

どうしょう!と思ったという。

なぜなら、相談する時間があまりなくすぐに帰る用事があったらしい。

「どのくらい時間ありますか?」と聞くと、

「15分ぐらい」という。

15分で漢方を選べと言われると難しいところもあります。

「症状によっては10分で選べないこともあります!」と了承を得ていざ問診!

症状は、首コリ、肩こり、顔からの汗、便秘、小便が遠いなど・・・

これだけそろえば私の頭の中では処方はすぐにできあがります。

しかし、それを正しいかどうかを実際に飲んでもらい確認しなくてはなりません。

15分という短い時間なので次々と飲ませるとすべて当たり。

飲んですぐに首コリ、肩こりもとれ背中が軽いといってくれたので

とりあえず6日分持って行ってもらうことに。

次回来てくれたらもうひとつ飲ませたい漢方が

あるので来てくれるといいのですが・・・

実はそれがその人の本体になると予想しています。

逆流性食道炎  胸やけがして・・・

40代後半女性の胸やけと胃もたれの漢方相談。

病院の薬を飲んでいても飲んだ時は一瞬良くなるが

またすぐに胸やけや胃もたれが起こるという。

病院での診断は、逆流性食道炎。

胃の不調は、左肩に出る場合が多いので、

左肩のコリがないか聞いてみると左肩だけが凝るという。

そして、油ものを食べると胃もたれするので食べないというのです。

その後2種類の漢方で胃の不調は、改善され、しばらく来なかったのです。

しかし、今度は、健康診断で肺に異常あり、再検診といわれ

心配になり再来店。

「肺に良い漢方をください!」といわれてので、

「逆流性食道炎が治った時の漢方ですよ!」と答えると、

えっ?同じなの?と疑いの目で私を見るのです。

「左の肺の異常と言われませんでしたか?」・・・「はい!なんでわかるの?」

漢方とは、そういうもので前回飲んでもらった漢方は、左の症状が

出やすい体質に良く効く漢方だったのです。

納得して飲んでくれればおそらく何事もなくなるはずです。

鼻づまり 子どもの・・・

20代後半の女性の漢方相談。

本人の相談かと思いきや6歳の娘さんの漢方相談だったのです。

不思議なもので病気を治すとき病院には本人を連れて行くのが

当たり前であるのに対し、

漢方屋には本人が連れいかなくても漢方を選んでもらえる

という考え方が定着しているのが困りものです。

さらにお母さんも漢方ははじめて。

いたし方ないのでまずお母さんに漢方を飲んでもらうことに。

シソは大嫌いというが試しに39半夏厚朴湯を飲んでもらうと、飲める。

見た感じが24小柴胡湯の証なので飲んでもらうと、

首回りが温かいと実感してもらう。

そこで6歳の娘さんの鼻づまりはどの漢方でとれるかが問題。

汗かきではなく風邪を引いても食欲が落ちないということから、おそらく47麻黄湯。

念のため電子レンジの料理が多いことから2越婢加朮湯も持って行ってもらうことに。

結果はいかに?

越婢加朮湯も飲めたものの鼻づまりは取れず、結局47麻黄湯で良くなったらしい!

このお母さんもきちんと食事を作り、漢方にも目覚めてくれることを望みます。

右股関節の痛み  大腿骨頭壊死で・・・

40代後半女性の右股関節の痛みの漢方相談。

8年前から股関節の痛みがあり、大腿骨頭壊死症と診断。

今回痛みがひどくなり、診察してもらうと金属アレルギーがあるため

手術はできないと言われたそうです。

さらに、もう治療してもダメなのであとは車イスの生活になると言われて

不安と恐怖で夜も寝られなくなってしまったらしい。

しかも高血圧の薬、安定剤に睡眠薬といろいろな薬を飲んでいるという。

ということは、右ということもあり、肝臓の疲れもあり、

血液自体も汚れているはず。

そこで股関節の痛みによく使う漢方を飲んで筋肉の硬直を

和らげる漢方を飲んでもらうと。

右股関節の痛みが良くなった!と嬉しそう。

本来、大腿骨頭壊死症は、左右に出るはず。

しかし、右だけで左は正常というので少しおかしい。

生活習慣と整体をすれば必ず良くなると私は、思っています。

右ひざ痛  リウマチの薬を・・・

「漢方で膝の痛みが取れますか?」と女性から電話。

「取れますよ!」と答えると、

「では、取りに行きますので」というので、

「膝の痛みはいろいろありますので漢方を飲んで選びますので」と答えると、

さらに「本人が行かないとダメですか?」

「病院にかかるときは、奥様が行くのですか?」

「そういわれるとそうですね!」と納得していただき電話を切る。

このような場合、ほとんどの人が来店されません。

しかし、すぐにご主人が足を引きづって来られたのには驚き!

60代男性、リウマチの薬を2年以上も飲んでいるとのこと。

「じんましんが出たことは?」

「魚で出ることが良くあります!」

何故そんなことを聞くのか?

それは、リウマチもアレルギーの一種だからです。

「では、右ひざと一緒にリウマチも治しましょう!」と

言ってある漢方を飲んでもらうと、

カラダが温まり、手の指の動きがはばったくないと不思議そう。

「では、立ってみて痛みは?」

「いいみたい?来た時よりも楽!」というのです。

帰り際に「来てよかった!」と言われたことが何よりも嬉しい。

草津白根山 噴火なんて・・・

雪が降ったと思ったら今度は白根山で噴火。

子供たちが小さいころはよく草津にスキーに行きました。

ヘリコプターでゴンドラよりも上から滑ったことがあります。

昨日の場所を見ると、噴火した場所からすぐそばなのにビックリ。

誰しもが噴火するとは思ってもみなかったはず。

滑っている最中に噴石が降ってきたらどれほどの恐怖か?

自然の力のすさまじさには人間はかなわないものです。

考えてみたらスキーは山でするもの。

そのスキー場の山が噴火するかどうか、どのくらいの距離にあるかなど、

いろいろな方面で良く考える必要があると思わせる出来事。

亡くなった方、被害に遭われた方にご冥福とお見舞いを申し上げます。

雪かき 2014年のときより 

みなさん、雪の被害は、なかったでしょうか?

私も昨日は、店に泊まり。

朝、恐る恐る外を見ると、2014年のときよりは、

積雪も少ないのでホットしました。

雪かきも、2014年のときは、4時間を3日間しましたが、

今回は、漢方のメーカーさんも手伝ってくれたので2人で

なんと1時間で綺麗に。

2014年の雪を経験した人は、今回の雪は、少ないと思ったことでしょう!

人は、1回でも大変な思いを経験すると、

それがベースとなるので大抵のことは耐えられるようになるものです。

今回、雪かきをした人は、葛根湯、四逆散、黄耆建中湯、八味地黄丸あたりを

飲んでおくとよいでしょう!

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のぼせと頭痛  飲んでいると思ったら・・・

30代半ばの女性「もうダメ~!」と来店。

「もしかして頭痛?」

「そう!漢方何飲んでも効かない!」

前の晩ビール350mlを2缶飲んだだけという。

その後、教えたとおり14五苓散も飲んで寝たのにともいうのです。

そこで、風邪か、食べ過ぎかと考え漢方を飲んでもらうことに。

結局、漢方を4つも飲んでもらっても治りません。

そこで一言いうのです。

「なんか顔があつい!」

「えっ!のぼせの頭痛?」

しかし、普段からのぼせに効く漢方を飲んでいるはずなのに何故?

ともしかして最近飲んでいないのかもと思い聞いてみると当たり!

「最近それ飲んでいない!」

最後にいつもなら飲んでいるはずののぼせに効く漢方を飲んでもらうと、

「あっ!治った!」と何事もなかったようにスッキリした顔に。

ビールだけでなく食べ過ぎ、早食いがあったはず、

そんなときにもその漢方は使います。