じんましん 刺身を食べてから・・・

50代後半男性のじんましんの漢方相談。

刺身を食べた翌日からじんましんがでてきてかゆくて仕方ないとのこと。

病院で薬を出してもらうも赤いポツポツが消えず、時間が経つとかゆくなるという。

確かに抗アレルギー剤は、一時かゆみを抑えることはできます。

しかし、じんましんを抑えているだけで治癒しているわけではありません。

じんましん体質を改善しているわけではないので薬が切れてくると

かゆみが再びでてきてまた薬を飲んで抑えるということの繰り返しになります。

顔やしぐさから安定剤を飲んでいるように見えたので聞いてみると、

夜寝られないので睡眠薬を飲んでいるというのです。

睡眠薬で寝ている人は、自然治癒力や解毒力が落ちてきます。

その結果として魚の毒に反応してじんましんが出たと考えられます。

そこで魚を食べて出るじんましんに良く効く漢方を飲んでもらうと、

じんましん自体は消えませんでしたが、かゆみはなくなったという。

その漢方は、PMSやうつ病などにも良く使われます。

じんましんだけでなく、うつ症状も改善し、よく寝られるようになるはずです。

ずっと飲んでくれることいいのですが・・・・

不安神経症  手術日が近く・・・

40代半ば女性の不安神経症の漢方相談。

2年半前にも、漢方相談で半年ほど来てくれた人。

そのときは、甲状腺にシコリがあり、首コリ肩こりがあり、

乳腺症もあるとのことでした。

半年ほど通って炎症に効く漢方を飲んでもらいましたが、

首コリ、肩こりは、乳腺症は、すぐに改善。

その後、理由はわかりませんがパッタリ。

もちろん漢方も飲んでなかったのです。

今回、何の手術か?尋ねると甲状腺がんの摘出をするとのこと。

手術日が近くなるにつれて不安がつのり、動悸、胸騒ぎ、息苦しさが

日に日に増してきて夜も寝られないとのこと。

甲状腺がんと言われれば誰しも不安になり、恐怖にもなります。

自分ではしっかりしているつもりでも、心の底ではパニック状態になるのは当然。

そこでそんな時に飲む漢方を一服してもらうと、表情も緩み眠たそう。

2年半前に腎臓結石があるとも言っていましたが、

今はどこかへ行ってしまったとのこと。

ということは、漢方を飲み続けていれば、甲状腺のシコリも

取れたはずと心の中で思うのでした。・・・無事手術が成功することを祈ります!

ホッカイロ  温め続けると・・・

先日ホッカイロを張り続けているとなぜダメなのか?

冷えが原因の場合、ホッカイロで温めると確かに楽になります。

しかし、毎日張り続けているといつもその場所は温かいので、

カラダは、「いつも温かいからその場所には血液を流さなくてもいいや!?」と

勘違いして、逆にさらに血流が悪くなり、治りにくくなるからです。

それとは反対にたまに冷やしてやると、カラダは、「温めなくては!?」と

血液を流すようになるのです。

お風呂上りに水をかけてあげるとその後、暖かくなるのは、そのためです。

最近、雪が積もって、寒い中雪かきをしていると手が冷えてきます。

雪かきを終え、店に戻ると手はジンジンと熱くなるのと同じです。

部分的な冷えは、コリが原因の場合が多いので、どの漢方で筋肉のコリを

ほぐすか?を考えるほうが結局近道になります。

前日の話でホッカイロを張らなくても温かく感じるのは、コリがほぐれ

血液が良く流れるようになり、酸素不足が解決したからです。

寒いからといってむやみやたらとホッカイロに頼るのは考え物です。

カラダの中から温めることを考えてみてください!

右肩の痛み 事故が原因・・・

70代半ば女性の漢方相談。

4年前に事故に遭い、右足を骨折。

それ以来、右側がおかしいという。

一ヶ月前より右肩、および肩甲骨が痛いという。

この年代になるとかなりの確率で高血圧、コレステロールの薬を飲んでいるので

聞いてみると、高血圧の薬を2種類、コレステロールの薬を1種類、

胃薬、安定剤と薬のオンパレード。

これらの薬を飲んでいる人は、遅かれ早かれあちらこちらに痛みが出るもの。

そして、右肩が痛いというのでまた痛み止めの薬を飲んでいました。

これが一般常識なので致し方がないのですが、痛いのは、その人の関節やカラダの

動かし方が間違っているというサインであり、痛みは、そこを修復していると

考えて見てはいかがでしょうか?

さらに、右肩を温めると痛みが和らぐのでホッカイロをベタベタ張っているのです。

すぐにホッカイロをはがしてもらい、漢方を一服してもらうと。

「あれっ?はがしたほうが温かい!?」。

それもそうですが右肩を治すような漢方を飲んだからですと言いたかったのですが、

そこは黙って次の漢方をもう一服。

そして10分後、右肩を動かしてもらうと、痛みが和らいだと嬉しそう。

みなさんが考える一般常識を疑ってみることも必要です。

妊婦さんの咳  飲んで大丈夫?

30代半ば妊娠3か月の女性の漢方相談。

はじめての子なので市販の風邪薬を飲むのが心配とのこと。

漢方は、本当に大丈夫なのか?と疑いのまなざしも。

自分でも一般薬よりも漢方のほうがよいとは思っているようですが、

やはり、心配でしょうがない様子。

症状は、鼻水と咳。

来るなり痰のからまった咳を連発して苦しそう。

誰しもはじめての妊娠は、心配なもの。

そこでつわりにも使う漢方ですよといって効能に「つわり」と書いてあるものを

見せてから飲んでもらうと、「お湯みたい!えっ?これが漢方?」

不妊治療で漢方を飲んだことがあるらしく、それはとても苦かったらしい。

「それは、あなたに合っていなかったのです。」というと「はぁ~」と。

数分後、鼻が通ったらしくカラダが温かいという。

痰も絡んでいたので次の漢方を飲んでもらうと「甘くて美味しい!」

さらに「胃もたれがあるはずですが?」と聞くと・・・当たり!

最後のトドメとして免疫を上げる漢方を飲んでもらうと

すっかり胸が楽といって嬉しそう。

3日分持って行ってもらうと、2日目に来店。

あれっ!?

「咳止まりませんでしたか?」

「いえいえ、もうすっかり良くなり咳は全然でません」と

お礼にわざわざ来てくれたのでした。・・・嬉しいものです。

動悸 持っていていたから・・・

40代半ば女性の首コリの漢方相談。

最近、度々生あくびが出てどうしたのだろう?と少し不安のようす。

「首の後ろは凝っていない?」と聞くと、「すごく凝っている!」

次に顔を上に向けてみてというと痛くてこれ以上向けられない様子。

正常であれは、顔は、天井と並行まで曲げられますが、

45度も曲げられていないのです。

そこで、首コリの漢方を一服してもらうと、

すぐさまコリもとれ顔が上に向けるように。

これは、血液のつまりによるもの。

ということは、動悸もするはずと思い、聞いてみるとめったにしないという。

しかし、最近、自分が上司になり、部下にどのように言った良いか

常に考えているという。

言葉のスピードは、早口、行動もどうもチョコチョコして

落ち着きがないようにみえるのです。

以前に過呼吸も経験があるというので、次に来るのは動悸が来ると予想して

そんなときに飲む漢方を念のため持って行ってと強引に持たせたのです。

その5日、動悸が起き、いてもたってもいられなくなり、

その漢方を思い出し、飲んでみるとこれまたすぐさま治まったとのこと。

「なんで動悸が起こる!」とわかったの?

「なんとなく!」当たるときはなんとなく来そうな感じがするものです。

気配というものがあるからです。

2018年初すべり  3回目なのに・・・

昨日、今年初すべりに岩鞍スキー場へ。

雪もたっぷりあり、前日の夜にも雪が降ったので、

雪質良好、晴天ということなしでした。

朝から漢方だけを飲んで何も食べずに4時間。

滑り終るとなぜかクタクタ。

今シーズン3回目なのになぜ?

太ったから?それとも年のせい?

と考えながら帰り道は、睡魔との闘い。

お店についたころには、ピークで車の中でそのまま30分居眠り。

いつもなら午後は、ゴルフの練習といきたいところ。

しかし、洗車するのもやっと。

そして、夕飯を食べて起きていられずすぐに爆睡。

なんと体力が落ちたものだと実感。

シーズンは、3月まで続きますので、今日から節制して

体力を復活させたいもの。

体力が落ちたのは、“歳のせい”にまだまだしたくないので。

次回は、どうなったかまたご報告します。

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声枯れ  あごの下が・・・

30代女性の声枯れの漢方相談。

風邪ではなく、声の出し過ぎによる声枯れだといいます。

また、右のアゴの下が痛いともいうのです。

ということは、実は、風邪を引いていて耳下腺が炎症起こしているということ。

まずは、声枯れを治す漢方を2処方飲んでもらうと、

10分くらいしてからガラガラ声が変化。

しかし、まだアゴの下の痛みは、取れないというので、

炎症を抑える漢方を飲んでもらうと、「甘い!」。

「どれも飲みやすいわね!」・・・

そうではなく、合っている漢方だから飲みやすいのですよと説明。

そして、飲み終えて5分も経たないうちに「あれっ?痛くない!」と大喜び。

最後に漢方の勉強会をやってほしいと嬉しい言葉も。・・最近やってないなぁ~。

そのように言われると漢方をもっと研究しようと意欲が湧きます・・・感謝!

不正出血  精神的なものでも・・・

高校3年生女性の不正出血の漢方相談。

不正出血というと良く使われるのが芎帰膠艾湯。

もちろん飲めたので1週間飲んでもらうも全く止まらず。

そして、また1週間とあれこれ子宮、卵巣によさそうな漢方を

飲んでもらうも止まりません。

もしかして、精神的ストレス?

聞いてみると、「焦っている!」

「大学受験が間近なので落ち着かない」というのです。

では、胸騒ぎや動悸、パニックなどに使う漢方で何とかなるか?と

持って行ってもらうと、ピタッと止まったというのです。

精神的動揺と不正出血、どの漢方で効くかは飲んでみないとわからないものです。

 

皮膚の痛み  チクチクと・・・

50代半ばの女性の漢方相談。

胸、背中、お腹の皮膚が何もしなくてもチクチク痛く、

触るとさらに痛みが増すとのこと。

病院に行ったら、自律神経の乱れとの診断。

電話で問い合わせがあり、実際にあって感じたのが

「ほんとに自律神経の乱れ?」

そこで、質問、「最近、寝返りをうって寝られなかったことは?」

「そういえば、4日前まったく寝られなかった!」

なるほど、ということは、疲労蓄積による風邪?

それも皮膚の表面が風邪を引いたと考えれば治るはずと思い

インフルエンザなどにも使う漢方を一服してもらうと「甘い!」

5分後チクチクは、改善。

しかし、まだ触ると痛いというので、

仕上げに16柴胡加桂枝湯を飲んでトドメをさすと。

「触っても痛くない!」と言ってさっさと帰り支度。

・・・のどもとすぎればなんとやら!

おそらく帯状疱疹の前触れで湿疹は、これから出てくるはずです。

最近の病院の診断のなかに、わからないとなんでも自律神経というのは、

何とかならないものでしょうか?

検査技術もまだまだ進化させる余地があります。