75才男性の前立腺がんの漢方相談。
夜間頻尿で夜中に6回以上トイレに起きてしまい、
ふくらはぎが毎日痙攣をおこし、ふくらはぎだけでなく、脚のあちこちが
痙攣を起こすようになってしまい、病院に行って検査をしたら前立腺がんと診断。
3週間後に生検をすることになったというのです。
それまで間、何かがんに良い漢方はないかとの質問。
がんに良い漢方は、あるかないかと聞かれれば“あります”が答え。
しかし、それは、その人の体質=証に合ったものであればどんな漢方でも
可能性があることを説明し、今辛い症状を改善することから始めてもらうことに。
筋肉の痙攣と腎の弱りを治す漢方を飲んでもらうと、「飲みやすい!」と
行ってくれたのと、カラダ中が温かくなったということで3週間分。
3日後、夜間尿が1回に減り、よく寝られ、脚もつらないと連絡が。
そして、3週間後生検のため入院。
その後、検査の結果に驚き!
検査結果「がんがなくなっている!」との連絡。
結局手術も薬もなにもしないことに。
この結果に私も驚いたのと「いくつになっても生きられる人は治る!」と。
人間の自然治癒力のすごさに感激したのでした。
いかにその人にあった漢方を選んであげられるか?が私の責任と
身の引き締まる思いを感じた出来事でした。
それから8年が過ぎまだ元気でおられます。
しかし、その後漢方を飲んでくれないのが残念ですが・・・