糖化15 睡眠2 

睡眠時間は何時間がよいか?との質問をよく受けます。

答えは、人によって時間は違います。

時間よりも質のほうが大切です。

睡眠時間は、加齢とともに変化します。

赤ちゃんは、寝るのが仕事。

子供のころから20歳ぐらいまでは寝つきが良く、

深い眠りになります。

成長期は、なにもしなくてもエネルギーを使います。

ところが30代ごろから仕事や子育てなどでいろいろなストレスも

出てきて、眠りの質が落ち始めます。

このころは自覚はありませんが40代になると感じます。

50代で睡眠障害を訴える人が増え、60代以降は、安定剤、睡眠導入剤などを

飲まないとよく寝られないという人が増えます。

高齢者が寝られない原因は、睡眠の質を高めるホルモンの分泌が減るから。

基礎代謝も下がり、活動量も減っている割合に食事の量は減らすことをしません。

その結果、カロリーオーバーになり、

睡眠ホルモンをつくるエネルギー不足を引き起こします。

熟眠するために朝日を浴び、日中は命一杯活動し、夜はゆっくりを

心がけることが良いでしょう!

夜のゆっくりは、湯船に浸かることも大切です。

夏はシャワーという人も、是非湯船に浸かる習慣を・・・

 

糖化14 睡眠1 

私が糖化を防ぐのに一番重要視しているのは睡眠です。

ただ時間を何時間寝るというよりは質です。

質の良い睡眠をするにはどうしたらよいのか?

それは、空腹睡眠です。

食べたものが胃の中にない状態。

つまり、おそくとも夕食を8時には食べ終えること。

熟眠すると成長ホルモンの分泌が活発になり、

タンパク質の合成も進み、筋肉や骨がつくられるからです。

糖化でできるAGEsの代謝や排泄にもなります。

質の良い睡眠をとることが糖化予防だけでなく、

様々な体調不良や病気の予防、改善になります。

もちろんダイエットにも効果絶大です。

寝ている間に余分な脂肪が燃えるからです。

いろいろなダイエット法がありますが、

私が考えるダイエット法の一番は、空腹睡眠です。

何をやってもやせないという人は、眠りの質を考えてみて下さい。

その手助けとして熟眠できる漢方もありますので試してみて下さい。

自分に合った漢方を飲むことで、体調不良の改善だけでなく、

自然とやせていく人が多いのは熟眠できるからです。・・・実証済み。

糖化13 頭髪も・・・

糖化は、髪の毛にも影響を及ぼします。

髪の毛は、毛根にある毛乳頭の指令で毛母細胞が分裂、

角化して頭皮から伸びていきます。

糖化が進みAGEsが毛根に蓄積すると、毛乳頭と毛母細胞が

正常に働かなくなり、髪の毛が成長せず、抜け毛のトラブルに。

また、毛母細胞は分裂するとき、メラニン色素を取り込むことで

黒く色をつけますが、そのメラノサイトにAGEsが溜ると

メラニン色素を供給不足が生じ白髪の原因になります。

私も最近、急に増えたのは、老化と睡眠不足のせいと

思い込んでいましたが、よく考えてみると糖分過多が一番の原因かもしれません。

そしてもう一点、髪の毛は、アミノ酸が結合したケラチン、つまりタンパク質。

当然のごとく糖化してしまうこともお忘れなく。

毛先にツヤやハリがなくなるのは髪の毛の先端がから糖化するからです。

糖化は、カラダの細胞すべてに悪影響を与えているということです。

糖化12 異性化糖? 

異性化糖とは・・・

果糖またはブドウ糖を主成分とする糖のこと。

サツマイモ、トウモロコシ、ジャガイモなどのでんぷんを酵素で糖化してから

その一部を別の酵素で異性化したものが成分です。

どんなものに使われているか?

ジュースなどの清涼飲料水、スポーツドリンク、ドレッシング、たれなどに

含まれていますので、知らず知らずのうちに取っているかもしれません。

異性化糖は、ブドウ糖の10倍以上の糖化リスクがあると言われています・・・注意!

糖化11 美肌を保つには・・・

糖化が進むと肌にも影響します。

糖化が進むとコラーゲン繊維の弾力が低下して肌のハリがなくなり。

たるみの原因になります。

また、くすんだ肌へと変化します。

たとえば、糖尿病患者の場合、糖化の速度が普通の人よりも

早いので肌のハリやたるみ、くすみが進行しやすくなります。

ハリ、つや、たるみなのどの化粧品やサプリメントを考える前に

日頃の食生活、生活習慣を見直す方が先ではないでしょうか?

甘いものの食べ過ぎで肌が焦げないようにしたいものです。

糖化10 ストレスが・・・

糖化の原因の一つにストレスがあります。

ストレスがあるとストレスホルモンが分泌されます。

ストレスホルモンが慢性的に分泌過剰になるとどうなるのか?

動脈硬化を進行、骨粗鬆症の悪化、免疫力の低下、

記憶力、認知機能の低下など。

皆さんが一番興味あるのはダイエット。

“ストレス太り”とよくいわれますが、

これはストレスホルモンの出すぎでなります。

脂肪細胞のレセプターがストレスホルモンの刺激を受けると、

一生懸命脂肪を溜め込もうとします。

漢方相談をしていても、本人の自覚がない人がほとんどですが、

太っている人の方がイライラしている傾向にあります。

ストレス解消が糖化や酸化、肥満予防になります。

くれぐれも甘いものでストレス解消しようなんて思わないように・・・。

 

糖化9 糖化と酸化 

私たちは、酸化を防ぐシステムがありますが、

では、どのように防ぐのか?

それは、抗酸化酵素や体内にある抗酸化物質の働きで錆び止めをします。

抗酸化酵素の主成分は、タンパク質。

このタンパク質が糖化によって変性や劣化することで

その能力を発揮することが出来なくなります。

その結果、活性酸素を除去できなくなり、細胞にダメージを与えることに。

つまり、糖化は体内のいろいろな場所でおきる酸化を助長してしまうということ。

糖化と酸化がそろうと老化の危険度は、何倍にもなります。

抗酸化物質と謳われているサプリメントを飲む前に考えなくてはならないのが、

どうやって糖化を防ぐかです。

糖化8 酸化とは 

糖化と酸化の関係は・・・

その前に糖化が焦げること、酸化は、錆びることです。

酸素は、私たちにとって大切なモノ。

しかし、そのなかでも活性酸素は、体内で殺菌作用などの

プラスの働きをしますが過剰に発生すると細胞を傷つけます。

そうならないためにカラダには防衛システムもあります。

体内に持っている酵素や摂取するビタミン、ミネラルなどで

余分な活性酸素を除去しているのです。

それが間に合わないと細胞が傷つき、死滅します。

よって金属の酸化と同じようにカラダも酸化して機能低下を起こすという点で

カラダもさびてしまうのです。

次回は、いよいよ糖化と酸化の関係です。つづく

糖化7 すぐに空腹感を・・・

自分が糖化しているかどうかわかりませんよね!

糖化が進んでいる兆候があります。

食後2時間ぐらいで空腹感を感じる人は、要注意です。

早食いや甘いもの、炭水化物の食べ過ぎは、血糖値が急激に上がります。

その反動で血糖値が2時間もすると急激に下がり始めます。

その上下の差が大きいほど空腹感を感じやすいのです。

急激な血糖値の上昇とそれにともなうインスリンの大量分泌を

何度も繰り返していると糖化速度も速くなります。

血糖値を急激に上げるような食べ物、飲み物をなるべく避けることが

糖化予防には大切です。

もちろん良く噛んでゆっくり食べることもお忘れなく!

糖化6 食事の時間は・・・

みなさんは、食事にどれくらい時間をかけますか?

箸を置く、懐石食べがいいと勧めました。

それは時間をかけて食べて欲しいということです。

では、時間をかけてゆっくり食べることがなぜよいのか?

満腹感を感じるにはレプチンというホルモンが関係しているから。

レプチンは、食べてから20分~30分すると分泌されます。

レプチン濃度があがると“もうお腹いっぱい”というシグナルがでるからです。

早食いの人は、大食いに結果的になります。

そこで食後に甘いデザートがないと、という人が大勢います。

レプチンは満腹シグナルを出すだけでなく、脂肪細胞にも作用し、

エネルギー代謝を促進します。

太りにくい体質になりたいのなら、食事に時間をかけましょう。

また、食事の時のスマホやテレビは見ないということも大切。

食べられることに感謝の気持ちを持つこともお忘れなく。