冷えと西洋薬 西洋薬の長期服用は・・・

西洋薬は、症状や病気をいかに抑えるかを研究して開発されます。

緊急時に使用する西洋薬を除き、症状を抑える薬を飲むことは、

カラダが本来持っている自然治癒力作用を邪魔します。

しかし、本人は、治ったと勘違いしている場合がほとんど。

ほとんどの薬が冷やして抑え込みます。

よってカラダは、どんどん冷えていきます。

そして、冷えからくる他の症状がでます。

するとまた、その症状を抑える薬が出るという悪循環。

抗生物質、ホルモン剤、安定剤などの長期服用は、

カラダを冷やし続けているということなのです。

冷えと寝る前の水分  温かいものを・・・

冷えで見落としがちなのが夜寝る前の水分です。

「温かいものを飲んでいるから大丈夫!」といいますが、

寝ている間に冷えてしまうのです。

どういうことか?

例えば温かく濡らしたタオルをお腹にのせて寝たとします。

朝になったらそのタオルはどうなっていますか?

冷たくなってお腹を冷やしてしまいます。

つめたいものだけでなく余分な水分がカラダを冷えします・・・お忘れなく。

冷えと食べ物 食べ物の性質を・・・

カラダを冷やす食べ物、飲み物は?

牛乳、生野菜、緑茶、コーヒー、ビール、冷たい水、くだものなど。

温かい緑茶、コーヒー、牛乳を飲んでもカラダは冷えます。

食べ物のもつ性質を考えなくてはなりません。

特に水分は、カラダを冷えしますが、水飲み療法などといって

1日○○リットル飲みましょう!などの謳い文句を信じて、

かえってカラダの具合を悪くしている人がいます。

日本の環境は、湿度も多いため、漢方でいう“水毒”になりやすいのです。

それなのに冷やすものの過剰摂取が原因で体調不良の人が多いわけです。

冷えの特徴 多彩な症状を・・・

冷えが原因となる特徴は3つ・・・

・痛み

・硬くなる

・水分代謝がわるくなる

では、冷えがあるとどんな症状が起きるか?

冷え症は、もちろんほてり、高熱、湿疹、血圧異常、ホルモン異常、精神疾患、

リウマチ、膠原病、がんなど。

これから熱中症になりやすい時期、これは、頭部に熱が集まり、

その分内部の冷えが強くなります。

すると脳卒中や痙攣、意識喪失などがあらわれます。

特に冷えを感じないほてりや炎症疾患は、冷えの自覚がないため、

病気を慢性化させる傾向にあります。

冷えをとる漢方を飲むことでいろいろな不快症状が

改善されてしまうことが多々あります。

この夏、内臓を冷やさないようにしましょう!

冷えとほてり2 内臓の熱が・・・

内臓が冷えから守るために熱を持つといいましたが、

熱の性質から考えると、上や体表面に向かう性質があります。

よって熱は、どうしても体内よりも体表面に向かってしまいます。

この現象が、発熱やほてりが起こりやすくなってしまいます。

発熱やほてりは、内面が冷えたことが原因で起こる反応なので、

ほてっているからといって冷たいものや冷やす食べ物を食べるのは

逆効果になり悪化させることになります。・・・つづく。

冷えとほてり1  内臓は・・・

最近は、気温も高く湿度高い日が続いています。

そんななか体表面がほてるという症状を訴える人がいます。

カラダが熱い、ほてっている場合は、カラダの内部(内臓)はどうなっているのか?

実は、内臓は、冷えやすく、特にお腹は、冷えます。

実際にお腹を手で触ると冷たく感じる人もいます。

体内の中心(胃腸)は、体表面に比べ一番深い位置にあるため、太陽の光が

届きにくく、冷えやすくなる傾向があります。

経絡でいうと脾は太陰脾経といわれ、太陰の文字のごとく、

もっとも強く陰(冷え)の影響を受ける経絡ということに。

このことから内臓は、冷えやすいので何とか内臓を冷えから守ろうとします。

そこで内臓に熱を集めて冷えから守ろうしているのです。・・・つづく。

手足のだるさ 寝汗も・・・

40代半ば女性の手足のだるさの漢方相談。

最近は、小柴胡湯を飲んでもだるさがとれず寝汗もかくという。

そこで質問開始。

「食後だるくなり、眠くなりませんか?」・・・「なる」

食欲はあるようですが、これはイライラからくる偽の食欲。

そのため消化にエネルギーが奪われ、だるく眠くなることがあります。

そこで胃腸が弱ったとき、夏バテ状態に良く使う漢方を一服。46

「甘くて美味しい!」

10分後明らかに眼か見開いたのです。

そこで一週間分持って行ってもらうことに。

一週間後来店。すっかりだるさも取れ、寝汗も書かなくなったという。

しかし、食欲がなくなったと心配しているのです。

「その食欲が正常なのです。今までが食べ過ぎて胃腸が弱ったのです」と説明。

夏は、食欲が落ちて当然ということを理解してもらいたいものです。

頭痛と足の冷え  頭痛が治すために・・・

30代後半女性の頭痛の漢方相談。

気温差や気圧差で良く頭痛がするという。

ほかの症状は、足の冷えとむくみがあるという。

そこで質問。

「小便は、我慢できますか?」

・・・「というか遠い方」

この時期よく熱中症によく使う漢方を一服。14

「なんの味もしない」

5分もしないうちに頭痛も改善。

その後いろいろ話をしていると、「トイレを貸してください」というのです。

あれっ?結構トイレは近いのかな?

そうではなくて漢方がドンピシャだったよう。

トイレから帰ってくるなり、「なんか足が温かい!」

なるほど、余分な水がさばけたおかげで、

頭痛もなくなり、足のむくみもとれたことで足が温まったということ。

とりあえず6日分持って行ってもらうことに。

2度目の来店で一日1包で頭痛にはならず、足のむくみも取れ。

さらに足も温かくなったという。

現代人は、まず余分な水を取り去ることから始めた方がいいかも。

太もも痛  胃カメラのあとに・・・

先日、胃カメラを飲んでからどうも左太ももの真ん中が痛いという漢方相談。

胃カメラの後、胃の調子がおかしいという相談は、何度もありましたが、

太ももの真ん中の痛み?

場所を確認してみると、確かに胃の経絡と一致。しかも左側。

「他にいつもと違う症状は?」と聞くと。

「最近、血圧が高くて頭痛がする」という。

朝起きた時に血圧が高く頭痛がするのによく効く漢方を一服。63

飲めたものの太ももの痛みは取れませんでした。

そこで、更年期障害によく使う漢方をもう一服。7

10分後、「あっ!痛みが取れた!」。

私自身は、その漢方で痛みが取れたのであれば、神経の興奮を

冷ましてのぼせを取ることで下半身の血流が改善したため?

とにかく痛みがとれるという結果を出せてのは嬉しいものです。

もっと漢方を勉強しなくては・・・。

首コリと目の重み  内臓下垂から・・・

50代半ば女性の首コリと目の重みの漢方相談。

始めは続命湯でよかったのですが、

飲むと動悸がするという。

ということは、麻黄が合わないということ。

となると越婢加朮湯や葛根湯は使えません。

もしかして、内臓下垂からくる症状?と思い、質問。

「食べるとだるくなって眠くなりませんか」・・・「はい。」

冷たいものの飲み過ぎや食べ過ぎで内臓下垂を起こしているのでは。

そこで腸を引き上げる漢方を一服。46

すると、首コリと目の重みも取れたのです。

胃腸を整えることは、元気になる基本です。

冷たいものの飲み過ぎ食べ過ぎに注意してください。