陽病と陰病4 熱でみると・・・

陽病と陰病を熱でみてみると・・・

陽病の場合は、炎症も起こしやすく、その病気に対して

退治しようとしての熱、つまり不必要熱といえます。

その結果として体温が上昇します。

対して陰病は、臓器が働くための使えるエネルギーが足らないため、

機能低下を起こしている状態といいましたが、

そんな時に病気の原因が入ってくると、本能的に病気と闘おうとします。

しかし、エネルギー不足のため熱量が不足してきて低体温になりやすいのです。

体温を使って戦う結果、体温が下がるわけです。

では、体温を使わないとすると、どうなるのか?

臓器が働くための必要な熱を作らなければならず、

必要熱を作るためにカラダがボーと熱が出る場合があるのです。

陽病の熱は、不必要熱、陰病の熱は、必要熱といえます。