陽病と陰病を熱でみてみると・・・
陽病の場合は、炎症も起こしやすく、その病気に対して
退治しようとしての熱、つまり不必要熱といえます。
その結果として体温が上昇します。
対して陰病は、臓器が働くための使えるエネルギーが足らないため、
機能低下を起こしている状態といいましたが、
そんな時に病気の原因が入ってくると、本能的に病気と闘おうとします。
しかし、エネルギー不足のため熱量が不足してきて低体温になりやすいのです。
体温を使って戦う結果、体温が下がるわけです。
では、体温を使わないとすると、どうなるのか?
臓器が働くための必要な熱を作らなければならず、
必要熱を作るためにカラダがボーと熱が出る場合があるのです。
陽病の熱は、不必要熱、陰病の熱は、必要熱といえます。