何が必要熱で何が不必要熱なのか?
それを見分ける方法は・・・
不必要熱は、本能でその熱を発散しようとします。
必要熱は、発散を嫌い、温存しようとします。
簡単にいうと、冷やすと心地よいか、温めると気持ちよいかです。
不必要熱は、熱を取り除いてやる、必要熱は、熱を与えてやるということ。
つまり、陽病は、熱の症状、陰病は、寒の症状と考えると
わかりやすいと思います。
もし、病状が陽病なのか陰病なのか判断がつかない場合は、
陰病として漢方を選びます。
また、虚実がわからない場合も、虚の薬方からが治療の鉄則といえます。
風邪で例えると、桂枝湯か麻黄湯、どちらかわからないときは、
桂枝湯から飲ませて様子をみることです。
逆に桂枝湯の人に麻黄湯から先の飲ませると、治りが悪くなります。