太陰病2 機能低下の状態・・・

腹部臓器の機能低下状態における不調とは・・・

まずは、大腸。

便秘の状態は、弛緩性です。あるいは兎便様のコロコロ便がでることがあります。

便秘でない場合は、下痢、消化不良の下痢です。

次は、小便。

小便の出方が悪く、むくむ時があります。(少陽病でもある)

または、アトニーが強くなると腎臓、膀胱の働きが悪くなり、

小便が近くなります。見分けとしてはこちらの方がわかりやすくなります。

3番目は、生殖器。

低下していると生理不順、貧血性の生理、不妊などです。

まとめると太陰病は、血液が足らなくなり、あるいはホルモンの働きが

弱くなって腹部臓器に症状がでるということですが、

その余波が、体表部にでることがあるということ。

例えば生理ときに頭痛という症状が起きる人がいますが、

この頭痛は子宮。卵巣の働きの機能異常が

体表部にまで及んだ頭痛ということになります。

もし、肝臓、胃、心臓、肺に対しては苦情がないのも特徴。

生理のとき、胃がおかしくなるというのは、太陰病としては扱いません。