動悸6 人参 

最後は、人参。

これも胃のところで説明しましたが、ここは動悸に使います。

では、どんな動悸?

胃で動悸を起こすとき。

えっ?胃で動悸?と思うかもしれませんが、動悸といっても

心臓だけでなく、胃やお腹もあります。

黄連は、胃の不調が心臓に影響を与え動悸がするときと説明しました。

しかし、条件があります。

それは、体力がある人です。

では、体力がなく、胃が弱くて動悸がするときに人参の出番です。

胃酸過多症タイプの動悸・・・黄連。

胃酸の出が悪い人の動悸・・・人参と覚えてください。

様々な不調の原因は、胃腸の不調にあると言ってもよいくらいです。

その胃腸の不調に気がついていない人がほとんどです。

動悸に使う生薬・・・茯苓、桂枝、牡蠣、竜骨、黄連、人参。

動悸の見分け方・・・

ホルモンバランスの乱れ(腎)、自律神経系、胃腸系なのか?

それぞれ単独とは限らず、3つとも絡んでいる場合もありますので、

見逃さないようにしてください。