ホルモン不足が原因の便秘があります。
そんな場合は、大黄ではなく地黄を使うというものがあります。
それを便秘だからといって地黄を使うと便がでるというのは違います。
ホルモン不足の人に地黄を飲ませると、ホルモンがきちんと出ることで
硬い便がちょうどよくなり出るようになります。
では、下痢症の人に飲ませると下痢をするのでは?
地黄は、ホルモンバランスを整える生薬。
少ない人は、ホルモンを作り、ホルモンが足りているのに
飲み続けても余ってなにか悪さをするものではないのです。
漢方では、そのようなものがたくさんあります。
例えば、五苓散は、小便を出しますが、出し過ぎて脱水することはありません。
このところが西洋薬と大きく異なるところです。
漢方の場合は、丁度良いバランスをとるようになっています。
地黄の種類で生地黄、乾地黄、熟地黄などがありますが、
生地黄の場合は、下痢をしている人には適しません。
もっと問題なのは、その漢方がその人に会っているかどうかです。
ピッタリあっている場合、漢方で副作用はありません。