漢方の復活剤 附子は・・・

臓器が弱ったときに使う生薬のなかで附子があります。

では、附子はおもにどこの臓器に効くのか?

心臓と腎臓の衰弱に使います。

附子で良く使う漢方は、真武湯があります。

真武湯で気をつけなくてはいけないのは、消化器系の衰弱がない人です。

もし、消化器系の衰弱があれば同じ復活剤でも人参湯を使います。

真武湯は、胃腸の衰弱している人ではなく、心臓や腎臓が衰弱したために

胃腸の不調もあるという人に使います。

真武湯の中には芍薬が入っていますので、

アトニー気味の人には使わない方が無難です。

では、どのような人に真武湯を使うのか?

体の反応が鈍く、普段疲れていると自覚がない人。

倒れてしまうまで動ける人で、その結果、心臓と腎臓が衰弱して、

水の代謝がうまくいかず、カラダが重く、横になっていたいような人です。

簡単にいうとカラダ全身が水浸しになってしまったため、めまい、ふらつき、

まぶたの重み(目を閉じていたい)などの症状がでたときです。

夏バテの漢方としても良く使います。