風邪の初期に使う一番手の漢方の選び方について。
まず体質が桂枝湯系か麻黄剤系かをみます。
見分け方は、食欲があるか、ないか、
次に汗っかきが、汗っかきでないかです。
食欲の有無は、意外と難しく、普段よりどうかです。
食べたくないのに食べないと風邪が治らないと
思って食べている人もいます。
「食欲がなく、汗が出やすい」といったら・・・桂枝湯から始めます。
そのときに大切なのは、桂枝湯の後、重湯を飲んで服を着たりして
カラダを温めることが必要です。
「食欲があり、汗っかきでない」といったら、次に質問。
「節々が痛くない!」・・・葛根湯。
「節々が痛い!」・・・・・また質問。
「口が渇いている」かどうか?
「口が渇いている!」・・・大青龍湯。
「口が渇いていない!」・・麻黄湯。
他には風邪がなかなか治らず抜けないときは、
桂麻各半湯を使います。
風邪の初期の漢方は、ほかにもありますがまずこの中から選びます。