風邪2 桂枝湯よりも・・・

風邪で食欲がなく汗がかきやすい体質で桂枝湯が

飲めない、または桂枝湯が効かない人の場合は?

そんなときの一番手は、香蘇散。

香蘇散は、半夏厚朴湯よりもさらに鬱傾向がある人に良く使います。

半夏厚朴湯は、同じ鬱でもどちらかというと心配性で

交感神経が働き過ぎているのに対し、

香蘇散は、副交感神経が働き過ぎている人に使います。

桂枝湯よりも虚弱体質な人や高齢者の風邪によく使います。

風邪によく使う漢方(桂枝湯系、麻黄剤系)のどれを飲んでも

「飲みにくい」というような人で、特に桂枝湯系の適応に見えて

桂枝の味が嫌いという人は、香蘇散が功を奏する場合が多いです。