冷えと瞑眩 正常になると・・・

漢方では、“汗吐下”といって病気の毒が表面にあるときは汗で、

中にあるときは吐いて、もっと深い時には下痢して出します。

心やカラダから病気の原因となる毒素を出し切って

真の健康になるという考え方です。

不健康なときには、それらの本能が鈍くなっています。

しかし、漢方で冷えとりをすることでカラダが正常になると、

排毒作用が強くなります。

すると、痛みや出血、湿疹、下痢などの症状が出る場合があります。

こうした好転反応を「瞑眩」と言います。

この瞑眩という反応を理解していただかないと、

漢方飲んだらもっとひどくなったという誤解をする人がいます。

その人によってどんな好転反応がでるかわかりませんので、

そんなときは、自分で判断せず、必ず相談してください!

私の経験では、お薬で抑えることをしている人は、

いろいろな好転反応がでる場合が多々あります。

食べ過ぎと毒 症状のほとんどが・・・

冷えの原因の一つに食べ過ぎがあるといいましたが、

冷えに限らず病気のほとんどが食べ過ぎよるものです。

では、どのような症状がでるのか?

・痛み(頭痛、肩こり、腰痛、膝痛、生理痛、胃痛、歯痛など)

・炎症(中耳炎、副鼻腔炎、風邪、皮膚炎、口内炎、歯肉炎、鼻炎など)

・めまい、耳鳴り

・眼疾患(ものもらい、目やに、目の疲れ、視力低下、白内障など)

このようにありとあらゆる症状は、食べ過ぎが原因です。

ゆっくり食べる時間がない時は、「食べるな!」というメッセージだと

思って食べないようにしましょう!

絶食は、“内臓の毒だし”です。たまには食事を抜いてみて下さい!

冷えと腹八分2 箸置きの使い方・・・

では、箸置きの使い方。

一口、口の中に入れたら飲み込むまで箸を置く。

何回噛むとか数える必要はありません。

たったこれだけで良く噛み、唾液がでるようになり、

腹八分で食欲が治まるから不思議です。

もうひとつ大事なことが。

それは、水、お茶などの飲み物で流し込まない。

箸置きを使う、飲み物は食後に飲む、これらを実践するだけで食べ過ぎは防げます。

冷えがある人は、食べ過ぎを止めること。

・・・特に食後のデザート廃止です(3時のおやつに食べるのはOK!)。

冷えと腹八分1 箸置きを使うと・・・

食べ過ぎ、カロリーオーバーは、冷える!

テレビ、インターネット、健康雑誌など、いろいろな健康法があります。

なかでも○○を食べるといい!という系に振り回されないように。

○○がいいという情報を聞くとスーパーでその食材が売り切れるほど。

そこで、食べるということの基本を忘れていませんか?

・良く噛む。

・腹八分目にする

・飲み物で食べない・・・以上。

この当たり前のことを忘れていませんか?

私は、早食いで師匠に怒られたことがあります。

「お前の家は、箸置きはないのか!」と。・・・確かにありませんでした。つづく。

 

冷え取り生活1 生活のなかでできることは・・・

では、冷えを改善するためにまず生活はどうすればよいのか?

一日の終わりにお風呂に入る。

というとそんなの当り前!と思っていませんか?

しかし、冷えがある人でお風呂に入っていない人がたくさんいます。

もっと詳しく言うと“湯船につかる”です。

すると、ひとり暮らしの人や金銭的な関係で毎日お湯をはれない!といいます。

一人なのでもったいない、無駄と思うのもわかりますが、

カラダのことを考えたら、お菓子やお酒、贅沢なランチを削ってでも

湯船に入る習慣をつけてください。

婦人科系、更年期系、精神系の症状が出る人の共通点は、

夏は、シャワーという人が圧倒的に多いことに漢方相談をしていて気がつきました。

まずは、冷えに効く漢方を飲んで、湯船に入る。

できれば、半身浴で20分はゆっくりつかる。

これから暖かくなっても実践してみてください。

冬になったころには冷えかたが変わっているはずです。

冷え1 冷えは万病のもと・・・

今日は外気温も上がり、ポカポカ。

こんなに暖かくなっても多いのが「冷え」の漢方相談。

漢方でなんとか冷え体質を変えようと考えている人はいいのですが、

冷えは、病気という意識がない人がほとんど。

重ね着やカイロを張れば解決?と思っているのです。

しかし、冷えという病気は、万病の元。

では、どんな病気があるのか?

慢性的体調不良、水虫、ヘルペス、アトピー、花粉症、皮膚病、

不妊症、生理不順、シミ、しわ、白髪、腰痛、躁鬱病、不眠、認知症、がんなど。

というようにありとあらゆる病気のもとなのです。

今度の冬にむけて冷えとりをしましょう!・・・つづく。

夜間尿 子どもっぽいので・・・

60代後半の男性の夜間尿の漢方相談。

夜間尿が5~6回でよく寝られないとのこと。

足もよくつるということで、まず八味丸と黄耆建中湯で1週間試すことに。

1週間後来店、まったくよくならない!という。

「足のつりはどうでしたか?」

・・・「ああ~、それはよくなったみたい?」

つらないということはよくなったということ。

よくなったことは言わず、よくならないことだけを言うのが世の常。

そこで話しを聞いているうちにあることを感じたのです。

もしかして、子供っぽい?

そこである漢方を飲んでもらうと、これなら毎日飲んでもいいとのこと。

八味丸とその漢方を1週間持って行ってもらうことに。

そして、一週間後、今度は胃の漢方を処方してくれ!というので

夜間尿は?・・・それは治ったからいい!・・・やはり子供ぽかったのです。

次は、どんなことを言ってくるのか楽しみです。

冬に逆戻り 山では雪が・・・

4月になり、そろそろ桜が満開という時期にこの冷え込み。

風邪の漢方相談も復活。

3月31日に今シーズンのスキーは終了と思っていましたが、

この寒さで山は雪との情報。岩鞍スキー場は4月7日まで営業。

そんなことを聞くとまたまたスキーに行きたくなるもの。

4月7日は日曜日ですが用事がありいけないのでなんとか平日に

あと一回行きたいという気持ちが抑えきれなくなるのです。

しかし、年に一度の店の棚卸の処理がまだ終わっていないので、

スキーに行くより仕事をしろ!と天の声が聞こえる気もします。

ではどうすれば諦めがつくか?

スタッドレスタイヤを履き替えてしまえば諦められると思い、

今日、午前中に履き替えたのでした。

よって今シーズンのスキーは、終了!

結局、日曜日5回、平日1時間を3回という結果に。

今シーズンは、漢方の勉強会が日曜日に入った関係で

昨シーズンより5回少なかったのです。

来シーズンも、忙しくなりそうなので11月から行きます。

いまから待ち遠しいです。

気温差で体調を崩さないように気をつけてください!

ダイエット 鼻づまりを・・・

60代前半女性の鼻づまりの漢方相談。

できればやせられればとの要望。

一度に全てを、それもすぐに治したいという欲望は誰しもあります。

しかし、その人に会った漢方を飲むことで、すべてが解決することも。

花粉症の漢方を選んで飲み始めて2週間。

昼間は鼻水、くしゃみ、夜は鼻づまりという悩みがほとんど解決。

そこで質問が「この漢方はやせるの?」・・・「はい!」と答える。

なんと2週間で2キロ体重が減ったのに驚いているという。

それは当然で、鼻づまりが解決すれば、寝ている間鼻呼吸ができます。

口呼吸の場合鼻呼吸に比べて20%酸素の取り込みが変わります。

よって鼻呼吸できることで酸素の取り込み量が増え、エネルギー燃焼率も

あがったため代謝が良くなり結果的にやせたということに。

この人の場合、意識を花粉症にもっていったことがよかったのです。

しかし、味をしめ今度は、「やせさせて!」というから大変です!

 

2019年4月 お知らせ・・・

平成最後の月です。

新元号は“令和”。

私は、昭和の生まれ、3つの元号を生きることに。

若いころ、明治生まれの人は、昔の人だなぁ~と思っていましたが、

自分も令和生まれの人に「昭和生まれの人?」なんて言われるのでしょう!

令和という時代は、ステキな時代になりそうな予感がします。

平成という元号を聞いたときには何となく違和感がありましたが、

令和には何も違和感なく単純に「なんかいい響き!」感じました。

 

※通常通り営業します。

 

【今月の言葉】

“やり直す”

ダメだったら やり直せば いいんです!!  ・・・  よしひろ