めまいとふらつき2 下半身の水を・・・

昨日のめまいとふらつきの話のつづき。

めまいがとれたら頭がボーとしてきたのは・・・

人は、一番つらい症状に気づき、ほかの症状は、気がつかないもの。

もともと、めまいの症状のほうが勝っていたので、それが取れたため、

他の症状が強くでるように感じることが多々あります。

そこで、光がまぶしく、頭帽感によく使う漢方を飲むと、53

5分もしないうちに解決。

実は、この場合、頭に余分な水が存在していたのですが、

いきなりその水を取り除こうとしても、うまく取り除けない場合があります。

足裏にまで水があまり、地に足がついていないようとも言っていたので、

まずは、下半身の余分の水を取ってから、頭の水を取り除いたのです。

めまいがなくなって頭がボーとしてきたという症状は、

はじめから想定内の出来事でした。

これから暑くなり冷たい飲み物や食べ物を過剰摂取しがち。

くれぐれも水浸しにならないようにしてください!

めまいとふらつき1 光もまぶしく・・・

20代半ば女性のめまいとふらつきの漢方相談。

店内に入ってきての第一印象。

光がまぶしそうだなぁ~。

予想通り「めまいとふらふらするのですが・・・」と開口一番。

脳に異常があったら大変なので病院で検査に行くか迷ったという。

その前にウエノさんに行けばと知り合いに言われたので来たらしい。

何か症状がでると病院に行かないと心配という人は、半夏厚朴湯の人が

多いのですが、今回のめまいとふらつきは、水が関係している感じ。

また、まぶたも重そうなのである漢方を一服。82

10分後めまいは、改善されたものの、頭がボーとしてきたという。・・・つづく。

副鼻腔炎と頭重感2  申し訳なく・・・

昨日のつづき、副鼻腔炎と目の奥の重みの女性。

来店時にもう2人、桂枝加黄耆湯が合う人がいて、

同じように、目の奥の方が痛くなったり、こめかみが痛くなったり、

という症状がたまにでるというのです。

そのうち一人は、荊芥連翹湯に変え、今年の花粉症は、無事発症せず。

もう一人の女性は、先日、こめかみの痛みを完全にとりきれませんでした。

その人にも荊芥連翹湯を飲んでもらうと、

「全然、飲める!」というから驚きと申し訳ない気持ちでした。

昨日の女性も蚊に刺されたときに、桂枝加黄耆湯をベースにするのではなく、

体質改善には、荊芥連翹湯のほうが良かったかもしれない!

腫れた時に桂枝加黄耆湯にしたほうが・・・

漢方の世界の奥深さと、私のスキャンの精度の甘さを痛感!

このことで、あることを発見し、また一つ、レベルアップした実感もあります。

上野芳弘は、日々漢方のレベルアップをしていますので

お付き合いの程よろしくお願いします。

副鼻腔炎と頭重感1 目の奥の方の重みに・・・

40代半ば女性の電話での漢方相談。

以前、蚊に刺されたときに腫れてしまうという悩みでしたが、

今では、刺されても腫れなくなってきました。

そのときの漢方は、桂枝加黄耆湯。

今回は、風邪で鼻水と目の奥の重み・・・右側。

ある漢方を飲むように言いましたが、なんと切らしていたのです。

その漢方がないのである漢方で対応するしかありません。

鼻水も黄色っぽいということでとりあえず桂枝加黄耆湯、次に小柴胡湯。

1時間後の電話があり、鼻水は楽になったものの、

目の奥の重みはとれないというのです。・・・これはしょうがない。

翌日、来店。3回飲んだもののやはり重みとカラダがだるいとのこと。

そこで「まずいけどこれ飲んで!すぐに楽になるから。」

すると、ほとんどの人がまずいというのですが、

「そんなにまずくない!」・・・あれっ?体質改善は、これだったかな?

予定通り、5分で重みも取れ、まぶたの腫れも引いたのです。

(本人は、まぶたの腫れには、気がついていませんでした!)

仕上げにもう一度、小柴胡湯。

カラダのだるさもとれ、メデタシメデタシ!・・・つづく。

さて、こんなときに使う漢方は?

ヒント・・・桂枝加黄耆湯が効くタイプの副鼻腔炎です。

正解者500ポイント、医療関係者は、簡単なので1ポイント。

1日の水の摂取量  2L以上飲みましょう?・・・

暑い季節になり、熱中症予防に水を1日2L以上飲みましょう!

というのを信じて不調を訴える人が未だにいます。

では、熱中症予防にたくさん水を飲まなければならないの?

答え・・・熱中症予防にはなりません。

必要以上に水を飲むと血液が薄くなります。

血液が薄まると同時にナトリウム濃度も薄まってしまうのです。

さらに、血液量が水によって増えることで、血圧も上がります。

カラダも動かしていないのに必要以上に飲むことのほうがリスクを高めることに。

そもそも必要な水分量は、人によって様々。

2L以上なんて決められるものではないのです。

では、どれくらいがいいの?

答え・・・のどが乾いたら飲む。

水分補給!水分補給!といってカラダが水浸しにならないように。

植木と同じで、水を与え過ぎると“根腐れ”起こしますよー!

肩こりと顎関節症 昔出た症状が・・・

60代女性の気分がすぐれないとのの漢方相談。

半夏厚朴湯と桂枝茯苓丸を飲んで1年。

実は他の症状で肩こりがある人。

しかし、予算的に2包しか飲めないというので、

四逆散が聞くのはわかっていたのですが、頓服にしていたのです。

そして、今回は、肩こりがツライというので、

四逆散を飲んでもらうとすぐに解決。

「最近、アゴ痛くない?」・・・「痛くない!」

「では、顎関節症になったことは?」・・・「なったことがない!」

あれっ?!

確か一年前の来店時には、痛いと言っていたのに?

「では、歯茎が痛くない!」・・・「歯医者に行っているから大丈夫!」

やっばり、痛いんか!・・・(もしかしてこの人53?)。

四逆散は、うつ病にもよく使う処方なので飲んで欲しいのですが、

やはり、頓服でいいというのです。

もしかして、半夏厚朴湯を苓桂朮甘湯に変えれば、理解してもらえるかも?

便秘 コロコロ便で・・・

40代女性のダイエットの漢方相談。

お腹周りが太ってきたのでやせたいとのこと。

こんな相談のときは、他の症状を聞きます。

では、どんな症状があったか?

高校生のころから便秘、しかもコロコロ便。

この時点で、立ち振る舞いからもある漢方が浮かぶ。

他の症状は、むくみ、めまい、耳鳴り、肩こり、片頭痛、花粉症、目の疲れなど。

すべてを1つの漢方で解決はしないもののある程度は改善するもの。

このなかですぐに治せるのは、肩こり。

それも首の後ろが凝っているとのことなので、まずは続命湯。・・・5分で解決。

いよいよ便秘改善の漢方を飲んでもらうことに。

その漢方は、飲んでから背中全体が温まったので、

1週間分持って行って様子をみることに。そして一週間後ニコニコしながら来店。

いままでが何を飲んでも出なかったのが“嘘のように大量に出た”と大喜び!

体重も2kg減ったとのこと。さてなんの漢方?

わかった人は店頭まで! 正解者に500ポイント進呈!

足首の痛み  ブレドニンを止めたら・・・

50代後半女性のリウマチの漢方相談。

6年前からリウマチと判断され、プレドニンを服用。

漢方飲み始めて1週間、痛みもなくなったのでプレドニンを飲むのをやめたところ。

痛みが再発してしまい、来店。

痛くて痛くて、たまらないというので、まず芍薬甘草附子湯を飲んでもらうと。

「苦くて、飲みづらい!」と一言・・・なんとなく嫌な予感!

その予感が的中15分たっても痛が治まらないのです!

何かヒントは?

「いつもの痛みと何か違うことは?」

・・・・「今日は右足首が痛い!」

(早くいってよ・・・!)→それを聞きだせなかった私が悪いのですが!

目も良く開いていない感じなので、仕事で何か変わったことがないか尋ねると。

「昨日は、立ち仕事でかなりハードだった!」・・・なるほど!

そこである処方を飲んでもらうと、今度は、「お湯みたい!」・・・シメシメ。

10分も経たないうちに目も開き、痛みが軽減。

さて、この漢方はなんでしょう?

わかった人は、店頭まで!正解者には500ポイント進呈。

消化の良い食べ方  種類が同じものを・・・

私がお勧めする食べ方は・・・

朝は、液体、昼は炭水化物中心、夜は野菜、タンパク質中心という食べ方です。

それぞれの消化酵素が異なります。

このように食べると消化酵素の種類が少なくて済むのと、消化が早くなるからです。

よって同じ消化酵素だけで済めばカラダには負担がかかりません。

子供がおかずを先に食べてからごはんという順番で食べるのは、

本能でその食べ方が、消化が早いことがわかっているからかもしれません。

それを親が間違った食べ方を教え込んでいるのです。

基本は、自分のエネルギー量にあった食べ方をすることです。

 

一日30品目  バランスよくとは・・・

以前、厚生労働省が

「健康づくりのために、1日30品目を目標に」という提唱がありました。

私たちは、いつの間にかバランスよく1日30品目食べなくては・・・

と思い込んでいる人もまだいます。

実は、この30品目という数字には科学的根拠がありません。

30品目も食べれば胃腸が疲れるだけです。

では、バランスよく食べるという言葉にも疑問が・・・

例えば、牛さん。

牛さんは、バランスよく食べてますか?

草しか食べていないです。

自分にとってのバランスとは?

一度自分で考えてみることも必要なのでは・・

参考までに、2000年からは「1日30品目」の文字は消えました。