最近の車は、エンジンをかけると、

「今日は○○の日です」と毎日私に語り掛けます。

7/29(月)の朝、エンジンをかけると

「今日は、アマチュア無線の日です」というので

思わず「へぇーそうなんだ、知らなかった」とひとりごと。

私が30代のころアマチュア無線をトラックにつけ、

毎日、見知らぬ人と話してました。(2メーター)

楽しさのあまりに2級まで取得するくらい熱心でした。

そのころを思い出し、またまたひとりごとをボソボソ。

あれっ？いつの間にか車と話している！

そういえば、冷蔵庫を開けて、「今日はこれとこれがあるから・・・・」

などと一人で冷蔵庫としゃべったり、

ぬいぐるみ、テレビと会話したりする人に合う漢方があります。

私もその漢方を飲んだほうがいいのかな？

さて、どんな漢方だと思いますか？

ひとりごとが多い人?・・・ひとりごとを書いているから私か?

昨日の40代後半女性が6日後に来店。

入ってくるなり、「先生聞いて、もう腹が立って、腹が立って！」

(心の中で・・・私しかいないから聞くよ！)

その言い方を聞いて、もう食欲も出て腹が立つ元気が出たな？

「今日は、首と肩がカチコチ」・・・「だって怒り肩になってますよ！」

「ところで胃のゴロゴロと食欲は？」

・・・「もうそれはいいの！」(それはいいのでなくて、おかげ様じゃない？)

この女性が来ると、どうしても心の中での“つぶやき”が多くなります。

四逆散と続命湯がなくなったので買いに来たという。

どうも姑さんに腹の立つようなことをされたらしい。

そんな時は、甘麦大棗湯を飲んでから四逆散を飲んでもらうことに。

「腹が立つ人のイライラ」→甘麦大棗湯

「頭にくる人」→桂枝加竜骨牡蛎湯と覚えてください！

みなさんは、腹が立つ、頭にくる？・・・私は頭です。

40代後半女性の漢方飲み始めて8年のベテランさん。

「具合悪そうでしょ！」と開口一番。

確かに顔色も血色が悪く疲れていそうな様子。

症状は、胃がゴロゴロして食欲がなくなんとなくだるい。

ベテランさんは、いろいろな漢方を持っているので、

飲んだ漢方を聞いてみると、真武湯、半夏瀉心湯、五苓散。

(漢方を覚えてくると飲み散らかす人が多いので早めにお電話を！)

ほかの症状は、最近、おしっこが近いという。

となると真武湯ははずれると思い、食欲を聞いてみると

やはり、食欲はいつもよりないとのこと。

また、右耳の後ろが痛いともいう。

このことからまずセオリー通り、桂枝湯とくず湯、

続いておしっこが近いときに飲む漢方、そして仕上げに小柴胡湯。

ここまでかかった時間、20分、すっかり元気にすべて解決。

もうすでに夏バテ状態の人が今年は多いようです。

さて、おしっこが近く、体力が落ちた時に飲む漢方葉!は？正解者1000㌽。

20代半ば女性の痛みの漢方相談。

もともとは、妊活の漢方を選んで欲しいと来店。

生理不順でもなく、生理痛もなし。

そんな場合は、他の不快症状がないかをみます。

この人は、左後頭部から首にかけて痛みが良く出るとのこと。

来店時も痛いというので、それを治しましょうと言うと、

「今すぐ治るの？」・・・「はい！」

早速質問、「枕が合わなくて取り換えたことは？」

・・・「はい、あります。」

「くだもの毎日食べる？」・・・「はい！」

ということは、花粉症？・・・はい。

花粉症を治すと妊娠しやすくなることを説明。

もちろん痛みは、続命湯と小青竜湯、とどめの漢方ですっきり。

とどめの漢方は、アレルギー体質改善、妊活にもよく使います。

アレルギー体質の人で妊活したい人は、ぜひご来店を！

70代に近い女性の膝の痛みの漢方相談。

この人も「ここに来れば痛みが取れる」と聞いてきたという。

5月ごろから痛み出し、膝の水を3回抜いて3回目は水がでなかったらしい。

この時点でカラダを見て防已黄耆湯と思ったのですが、

歩き方を見て左の股関節に異常を感じたので、質問。

「左足は、大丈夫？」・・・「なんでわかんの、腰からしびれているの！」

さらに気になったことがあったので質問。

「足の裏がおかしくない？」・・・予想通り右足親指の肉球が違和感あるという。

まずファーストチョイスは、真武湯・・・ほんと最近多い。

この時点で足の指の違和感がとれ、左足のしびれも楽に。

つづいて高血圧の薬も飲んでいることも考慮し、しびれをとる漢方を一服。

すると、しびれがとれた！というのでしゃがんで膝の痛みを確認してもらうと。

「あら！痛くない！」・・・「もっと早く来ればよかった！」

・・・この言葉を聞くのが私の楽しみのひとつでもあります。

もちろん防已黄耆湯がメインの漢方になります。

30代半ば女性のニキビの漢方相談。

20代からニキビに悩んでいるという。

できている場所は、顔全体。

色はもうすでに黒ニキビといえる状態。

桂枝茯苓丸を一週間飲んでもらうことに。

二度目の来店、ニキビは消えてはいないがよくなっている。

その日は、肩甲骨が痛いという。

場所を確認すると、なんと肩甲骨の間ではなく。

膵臓部付近の痛みだったのです。

(人の感覚にはズレがあるので確認しないと)

やはり、甘いものには目がないらしい。

もう一つ、漢方を飲んでもらいたいと思っていたので、

タイミングよくその場所が痛くなってくれたので運がいい。

背中の中央部(膵臓部付近)の痛みによく使う漢方を飲んでもらうと、

すぐさま痛みは消失。胃もたれが出ない人は、背中に痛みが出やすいかも？

40代女性の漢方相談。

症状は・・・

・手のむくみと力が入らなく、しびれあり。

・右足全体のしびれ。

・生理が終わらなく出血あり。

・右耳と右耳の下が痛い(キーンと耳鳴り)

ここまでくるともう真武湯しかないと一服。

この時点で右足のしびれは消失。

つづいて出血が止まらないということなので

そんな時によく使う漢方を一服。

すると、手に力が入るようになり、手のしびれも半分に。

最後の仕上げに小柴胡湯を飲んでもらい、

右耳と右耳の下の痛みと耳なりもなくなる。

ここまでかかった時間45分。

しかし、手のしびれは少し残っているという。

とりあえず6日分飲んでもらうことに。

さて、2番目に飲んでもらった漢方は？正解者500㌽。

I’m 昨日7月23日は、大暑。

大暑は、読んで字のごとく一年で最も暑くなる時期のこと。

また7月は、「文月」、23日は「ふみの日」でした。

メールやラインが当たり前の昨今、手書きの文をいただくと

何とも言えなく心がほんわりとします。

文字からその人の性格までも見ることもできます。

それが嫌で手書きを嫌うのかもしれません。

さらに手書きの場合、間違えると書き直さなければならない。

だからこそ、手書きで文章を書くことは、脳にも良い。

私も漢方を勉強するときは、生薬構成を覚えるときは、

手書きで何度も書いて覚えます。

すると、いろいろな発見があるから面白いものです。

そんなことで私も一筆、心を込めて・・・

7/20にひとりごとに書いた嘔吐の子供の母親からの電話での漢方相談。

月曜日の朝から右頭頂部が中からトンカチで叩かれているように痛い。

土日の不摂生からくる頭痛？

そこでふと思ったのが、子供の胃腸炎の風邪がうつった？

とするともうすでに日にちがたっている。

すると体力も弱っているはず(少陰病)。

まず桂枝湯とくず湯→麻黄附子細辛湯を飲んでもらい電話してもらうことに。

「だいぶ落ち着いたがまだ取り切れない！」

「では続いて小柴胡湯を飲んでみて！」

・・・15分後、治った！との電話。

この時期、風邪の頭痛も多いので気を付けたいものです。

この人は、漢方のベテランさん、今回は、自分で考えずに

すぐに私に電話したらしい。

その後、五苓散、人参湯、苓桂朮甘湯、一番迷ったのは、

苓桂味甘湯を飲もうか迷ったそうです。

飲み散らかさなくてよかった！との一言が印象的。

80歳になろうかというご婦人の漢方相談。

左側頭部が重くて痛いという。

今回も紹介で来た人、やはり一服で治るよ！行ってみな。と言われたとのこと。

(紹介してくれた人に確認したらそんなことは言っていないとのこと)

ある程度の年齢になると自分で勝手に都合の良いように聞こえてしまうらしい。

また？と思いながらも左なら“いただき”とセオリ通りのはずと思い、

質問開始、「くだもの毎日食べる？」・・・「食べない」

「冷たい水とかは毎日飲む？」・・・「飲まない」

「水はなまないけど、サイダーは毎日1リットル飲むようにしている」

(私の聞き方が悪いのか？飲んでるのかい！)

甘いサイダーは、便秘解消のために飲んでいるらしい。

(いろいろな解消法がありますね!)

カラダがだるく横になっていたのを無理やり来たというのでまず真武湯。

続いて小青竜湯、この時点でだいぶ重さがとれたがとどめが欲しい。

「夜おしっこで起きますか？」「そのとき水飲む？」

「はい、水はいつも枕元に置いておきます。」・・・これで決まり。

その漢方を飲ませると、痛みと重みがスッキリ、目もクリアになったと大喜び。

次回は、便秘を漢方で治したいものです。

・・・来るといいのですが。(サイダーに勝てるかな?)