平胃散 なんて読む? 

 

6月から漢方を飲んでいる40代半ばの女性との話。

先日旅行に行って帰ってきて初めての来店。

「旅先では何事もなかったですか?」

・・・「食べ過ぎて一回だけ持って行った漢方を飲みました!」

「そのときどの漢方飲んだの?」

・・・「“ひらい”さんがきいたの?」

えっ?“ひらいさん”?に聞いた?

平井さんと知り合いだったの?

もう一度、「何番飲んだの?」・・・「43のひらいさん」

そのとき、私の聞き間違いに気が付いたのです。

ひらいさんに聞いたのではなく、「ひらいさん」が、効いたということ。

ほんと日本語はよく聞かないと・・・難しい。

さらに「平胃散(へいいさん)」を「ひらいさん」と読んだからこれまた

ややこしくなってしまったわけです。

「ひらいさん」と検索すると「平胃散」が検索されるからこれまた驚き!

「ひらいさん」でも「へいいさん」でも効けばよしとしましょう!

DSC_0067

冷たいものと肝臓 タンパク質不足に・・・

毎日暑い日が続いています。

この時期どのようなものを食べたり、飲んだりしてますか?

酒好きな人は、毎晩キンキンに冷えたビールがたまりません。

また、食事もサッパリとしたものが多くなります。

そこに問題が・・・

どうしてもサッパリしたものというと炭水化物が多く、

タンパク質が少なくなります。

しかし、肝臓にとってはタンパク質が必要です。

少なくなると肝臓自体の機能が低下してしまい、だるさがでます。

そして、冷たいものをカラダに入れると、

肝臓は熱を生みだしカラダが冷えないように頑張ります。

つまり、暑いからといって冷たいものを取れば取るほど、

カラダは熱を作り出すという悪循環になります。

夏の肝臓のケアには、“アミノ酸”と“温かいもの”が大切です。

そうは言っても“キンキンのビール”がたまりません。

そんな時に飲んでおきたい漢方がありますのでご相談ください!

汗3 汗の拭き方も・・・

汗はどのように拭いていますか?

乾いたタオルでこまめに拭く?

汗は蒸発することではじめて体温を下げます。

それなのに汗をこまめに拭いてしまうと、

体温が下がらないのでずっと汗をかくことに。

つまり拭けば拭くほど汗が止まらないということ。

私は、夏の暑い時の草刈りで相当な汗をかきます。

そのとき渇いたタオルで拭きながら作業していると、

やたらと汗がでるのです。

そこで濡れたタオルで拭いてみると、

皮膚に残った湿気で汗の代わりに蒸発し、

カラダが涼しくなるのです。

少し大きめのタオルを湿らせて頭と首のうしろにあてるように

して作業をすると疲労度が違います。

外仕事をするときは、五苓散をコップ1杯の水を

しっかり飲んで作業をすることが一番大切です。

 

汗2 悪い汗は・・・

昨日は良い汗について、今日は悪い汗について。

悪い汗は、カラダにとって必要なミネラルも一緒に出してしまいます。

そのためネバネバ、ベタベタ。

さらに脂質系の物質も含まれているので、臭いもあります。

体温調節の効率も悪いため大量の汗をかくことに。

カラダに必要なミネラルも失い、だるさや熱中症を引き起こすことにも。

汗の良し悪しにもよってカラダに影響を及ぼしますので、

どんな汗をかいているか?

日ごろからチェックをしておくことです。

良い汗をかいている人は、ミネラル補給は必要ないということ。

それに比べて悪い汗をかいている人は、ミネラル補給も大切ですが、

冷房のなかに常にいるだけでなく、カラダを動かして、

良い汗をかく習慣を身につけておくことが大切です。

私も体調が悪い時は、嫌な汗がでることがあり、その後、

筋肉の引きつりを起こすことがあります。

汗1 いい汗は・・・

汗をかく目的は・・・

体温調節。

エネルギー代謝の過程で体内に発生した熱や、

高温環境による熱からカラダを守るために

汗をかいてそのときの気化熱でカラダをクーリングします。

では、よい汗の成分は・・・ほぼ水。

汗を分泌する汗腺は、血管の血液から血漿をいったんくみ取ります。

そして、カラダに必要なナトリウム、マグネシウムなどのミネラルは、

再び血管に戻すという優れたろ過機能を持っているからです。

良い汗は、水に近い状態なのでサラサラで蒸発しやすく、

効率よく体温が下げられるので大量に汗をかく必要がないのです。

大量の汗をかいている人は、質の悪い汗をかいているのかもしれません。

 

夏の睡眠時間 8時間寝ないと・・・

日本人は、なぜか時間にとらわれやすい民族のようです。

誰かが8時間寝るとカラダに良いというと8時間寝られないと、

「あぁ~、今日は睡眠不足!」なんて大騒ぎ!

熱帯夜の寝苦しさから熟眠できず、目覚ましが鳴っても起きられない。

でも寝ないと夏バテしてしまうからとギリギリまで布団の中。

これこそが夏バテの原因。

私たちのカラダは、日照時間と体内時計が一致していると健康状態が保たれます。

これにズレが生じると、自律神経が乱れて体調不良に。

つまり、太陽が早く昇る夏は、むしろ早起きすること。

朝の日の出の光は、体内時計のリセット効果があります。

また、日の出の時間帯は、木々や草花から酸素がたくさん放出されます。

この光と酸素を浴びることが自律神経を安定させます。

すると夜も早く寝るようになり、早寝早起きになります。

私は、目が覚めたら起きる!と決めて実践しています。

寝た時間は気にしません。

水の飲み方 熱中症予防のために・・・

外にいて大量に汗をかいたからといって水を一気に大量に飲む人がいます。

このとき筋肉の痙攣(熱痙攣)を起こす危険があります。

これは、汗によって水分とともに塩分(ミネラル)が失われたにも関わらず、

水だけ補給されたことで血中の塩分濃度が下がってしまうためです。

一気飲みはやめて喉を潤すように少しづつ飲みましょう!

500mlの水に大さじ1杯の味噌や梅干しを入れます。

糖分を取り過ぎないスポーツドリンクの出来上がりです。

(私は梅干しを1個入れてます。)

最近は、なんでも2L以上水を飲みましょう!といってますが、

そこまで大量に汗をかいてますか?

喉の渇きが治まるだけでいいのです。

なんでも水を飲まなくてはといって“水毒”になっている人がたくさんいます。

 

 

夏のお風呂の入り方 しっかりと湯船に・・・

カラダの不調を訴える人の共通点、夏は、シャワーのみ。

暑い日こそ、湯船に入ってカラダを温め、毛穴を開くのです。

そして、入浴後すぐに服を着ないでバスタオルで汗が引くのを待ちます。

汗が完全に引いたら、今度は、シャワーでさっと流してください。

暑い日に冷たいシャワーで体表面を冷やすと、一時的には、涼しく感じますが、

毛穴を閉じてしまうのでカラダの中に熱がこもってしまいます。

布団に入っても寝苦しさを感じてしまう羽目に。

私の家は、エアコンがないので、湯船に入って汗が止まるのを待ちます。

そのとき、何をカラダに入れるかで汗が止まるまでの時間がかわります。

氷水やビールなどのアルコールは、おいしいですけどなかなか汗が止まりません。

どうしても喉が渇いたときは、白湯を飲むと早く汗が止まるから不思議です。

お風呂から出たらすぐにエアコンに当たらないことがポイントです。

これは冬の冷えにも関係していますのでお試しください!

お盆休み 自分探しの旅に・・・

クスリのウエノは、8/13~8/18までお盆休みとなります。

私は、25歳で株式会社ウエノに入社してから

33年間、こんなに長期に休むのは初めてです。

どこに行くのか?・・・それは内緒です。

自分探しの旅にでも?なんて。(修行の旅に行ってきます)

この期間は、携帯電話も出られないと思いますので、

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

まだまだ暑いので14番飲んで熱中症予防をしてください。

ひとりごとは、毎日書きますので読んでください!

それでは、行ってまいります。

涙目 麺類が大好きで・・・

80代前半の涙目の漢方相談。

1か月ほど前に左側頭部の重みと痛みを小青竜湯で治した人。

1週間ほどで小青竜湯から夜間尿もあるということで、

八味地黄丸に変えて本人も信じられないくらい体調がいいという。

すると今度は、「涙目もなんとかなるのかしら?」

・・・「はい、大丈夫です。」

そこで質問開始、「麺類は、よく食べますか?」

・・・「お昼は、毎日うどん!」

そこで涙目によく使う漢方を一服。

すると足まで温まり、「熱い、熱い」と大騒ぎ。

朝だけその漢方を飲んでもらうことに。

1週間後来店、前より涙が出なくなってきたという。

できれば麺類も減らしてくれればと思うのでした!

さらにせんべいとおしんこも大好きなのでした!

年齢を考えても好きなものを食べて人生楽しんでもらいましょう!

それが幸せというものです。