尿4 濁ってないか・・・

おしっこの濁りについて。

健康なおしっこは色の濃淡に関わらず透き通っています。

白く濁っている場合は・・・

腎盂腎炎、女性の場合は、膀胱炎、

男性の場合は、前立腺炎などの感染症が原因のこともあります。

そのような病気の場合、排尿痛、残尿感などの

ほかの症状がみられます。

また、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がんの場合も濁りますので

一度検査をしてみてください。

女性の場合、おしっこに混じっている浮遊物は、

生理的なものなので大丈夫です。

尿3  泡立ち・・・

おしっこの泡立ちについて。

排尿の時に勢いがいいと泡立つことがありますが、

問題がないケースがほとんど。

ただし、明らかにいつもより泡立ちが多くなったり、

なかなか泡が消えないなどが毎日続いた場合は、注意!

糖尿病、高血圧、腎臓のトラブルのサインである尿タンパクが出ている可能性も?

一度きちんと病院で検査を受けてください。

もしかりに、病名が付かなかったとしても、

様々な不快症状の改善に漢方がお役に立てることがあります。

 

尿2  どんな色?

おしっこは、血液と違い自分の目でみることができます。

まずどんな色か?

透明の淡い黄色、というのが尿の本来の色。

色の濃さは、水分量によってきまりますので、

単に濃いというだけなら心配なし。

カラダに冷えがあれば、透明。

カラダに熱があれば濃い黄色。

尿に血液が混ざっていれば、赤、または茶褐色になります。

栄養ドリンクやビタミン剤を飲んだ時も黄色になります。

この黄色はカラダに熱があるというわけではありません。

 

尿1 病気のサインが・・・

自分のおしっこを、毎日観察していますか?

おしっこには、腎臓で作られ原料となるのは血液。

おしっこには、血液に負けないくらいの情報が。

血液は自分で見ることはできませんが、

おしっこは毎日観察することはできます。

おしっこを作る工場である腎臓と保管しておく膀胱の状態もわかります。

また、その量によって体内の水分バランスを調整し、

血液の濃さを一定に保つこともしています。

よって、おしっこの量で体内の水分バランスや心臓、腎臓に

機能低下がないかもわかります。

毎日、自分のおしっこの出方、色、においなどを観察してみましょう!

・・・つづく。

経絡のサイン「肝」 すべての代謝に・・・

肝の経絡が関係する臓器・・・

肝臓・胆嚢・胃・肺

症状は・・・

頭痛・腰痛・目の充血・下半身の冷えむくみ・生理トラブル・排尿障害など。

「肝」は、血液の貯蔵、栄養素の代謝や貯蔵、有害物質の解毒、

大事なのが氣の巡りを調整するという働きです。

つまり、自律神経、ホルモン、感情のコントロールなど役割は多彩です。

肝の弱りは爪に出ます。

特に足の親指の爪の内側に筋や黒ずんだりしたら弱っています。

親指の外側なら脾の不調と覚えておきましょう!

肝は経絡で胆とつながっており、胆汁の生成を促します。

胃もたれなどの症状は、肝の弱りなのです。

アルコール、甘いもの、添加物の取りすぎていないかチェックしましょう!

9足厥陰肝経-PWP

 

 

経絡のサイン「腎」 アンチエイジングには・・・

腎の経絡が関係する臓器は・・・

肺・横隔膜・肝臓・腎臓・膀胱・子宮など。

症状は・・・

足のむくみ・冷え・腎臓疾患・生理関係・咽頭痛・動悸・煩躁など。

「腎」は、生命エネルギーを生み出すところ。

気力、体力、免疫力の要なのでアンチエイジングには欠かせません。

腎の不調が真っ先に髪の毛に現れ、骨・歯の形成維持にかかわります。

腎の経絡は膀胱とつながっており、水分代謝や排泄の働きと連動しています。

若々しい人は、腎が元気な人です。

急に白髪が増えていませんか?

7足少陰腎経-下

経絡のサイン「肺」 スプリンクラーのように・・・

肺の経絡が関係する臓器は・・・

胃の周辺・大腸・肺・のどなど。

症状は・・・

喉の痛み・咳・喘息・息切れ・煩躁・胸満・

肩と背中痛・手掌の発熱・自汗・頻尿・痔など。

「肺」の働きは、呼吸によってカラダの中の空気を出し入れすること。

また、スプリンクラーのように全身にくまなく水分を巡らせています。

発汗作用も肺の働きのため、肌の健康にも欠かせません。

肺は経絡では大腸とつながっています。

大腸は余分な水分を吸収して便に変えるところでもあります。

肺の機能低下は、便秘や痔などの症状にもつながります。

便秘の人は、腸でだけでなく肺に問題があることもありますので、

お困りの人は、ぜひご来店を!

肺の機能を高めるには“ハイハイ”がおすすめです!

4手太陰肺経-PWP

経絡のサイン「脾」 暴飲暴食は・・・

脾の経絡が関係する臓器は・・・

心臓・胃・舌など。

症状は・・・

胃痛・嘔吐・むくみ・下痢・腹痛・膨満感・月経痛・下半身の冷えなど。

「脾」は、東洋医学では胃腸など消化吸収するところの総称。

飲食物を消化、吸収して肺の力を借りて全身に栄養を届けます。

脾は湿気に弱く、機能低下は、体内に水がたまり、消化ができなくなったりします。

その結果、胃腸の不調を訴えるようになります。

予防法としては、よく噛んで食べること(箸置きを使用)。

食べ過ぎ飲み過ぎないことです。

5足太陰脾経-下

 

経絡のサイン「心」 心がストレスを・・・

経絡からのサインがあります。

「心」の経絡が関係する臓器は・・・

心臓・横隔膜・胃・小腸・目など。

症状としては・・・

動悸・不眠・精神不安など。

「心」は心臓機能だけでなく、精神や意識、血液循環をコントロールしています。

ストレスを受けると緊張で血管収縮を起こし、血流が悪くなります。

また心は、経絡で小腸とつながっているので、

心の不調は、消化吸収の低下することに。

さらに、心は血液を全身に送る働きがあるため熱を持ちやすい。

最近の真夏のような暑さは、心を傷つけやすくなり、

結果として熱中症を引き起こす原因のひとつにもなります。

心がストレスを受けて限界を超えると、

ホクロシミが現れることがあります。

シミが最近増えたという人は、ストレスがありませんか?

ストレスによく効く漢方がありますので是非ご来店を!

6手少陰心経2-PWP

ワンちゃんと漢方 散歩に行ったあと・・・

お客さんのワンちゃんの話。

主訴・・・なし。

飼い主は、半夏厚朴湯が外せない人。

飼い主に似るのかわかりませんが、

一度、半夏厚朴湯を舐めさせたところ,

限りなく舐め続けるのであげてなかったらしい。

散歩に行った後のこと、五苓散の飲んだ袋を見つけ、

それをペロペロ、もっと欲しいとばかりに舐めるとのこと。

それって、最近の暑さで散歩から帰ったら心配性のワンちゃんは、

熱中症予防に舐めたがっているのでは?

動物は、そのとき必要なものは、たとえ漢方であれ、わかるらしい。

その点、五苓散を飲み忘れて、「頭が痛い、吐き気が・・・」という

漢方相談してくる人間よりも賢いかも?(何度も教えているのに)

真夏なみの暑さなので五苓散を飲み忘れなく!

うちのワンちゃんも漢方よく舐めていたなー!