首の付け根の痛み 奥底に・・・

40代前半女性の左首の付け根のコリと痛み。

1年以上前からあるという。

どこに行っても治らないとのこと。

(どこに行っても?治らないと思っていると意外と厄介)

左肩のコリによく使う小青竜湯を一服。

コリの位置が少し首寄りだったので嫌な予感。

飲めたものの反応なし。

嫌な予感は、的中するものです。

続いて寝違えによく使う漢方を飲んでもらうと、

「甘い!」

・・・すぐにカラダが温まったというので期待大。

10分後、表面のコリは、取れたものの奥底にあるコリが

あることに気づく。

コリには、体表面から

筋肉のコリ・・・これはすぐとれる。

内臓のコリ・・・これも比較的早くとれる。

心のコリ・・・・これが奥底にあるコリ。

このコリは、問題解決しないとなかなか取れない。

聞いてみるとそのころから問題は、解決していないとのこと。(根深い問題)

そこで氣をわたらせる漢方を飲んでもらうと・・・「味なし!」

すると10分後、奥底のコリが少し和らいだとのこと。

誰にでもある「心のコリ」は、なかなか難しいものです。

コリと筋肉層

異所性脂肪4 みなさんは大丈夫? 

では、異所性脂肪が溜まっているかどうかチェックしてみましよう!

□男性・・・40歳以上。

□女性・・・閉経した。

□ウエスト回りがきつくなった。

□体重が減らず、筋力が落ちた。

□アルコールを飲んでいないのに肝臓の数値が上がった。

□シフト制で夜勤のときもあり、夕食の時間がバラバラ

□夕食が21時以降。

□アルコールを飲んだあとにご飯や麺類を食べる。

これらの項目が多い人は、要注意!

異所性脂肪3 膵臓に溜まると・・・

では、膵臓に脂肪がたまってしまうと・・・

膵臓の役割は、インスリンを分泌して血糖値をコントロール。

脂肪が溜まってしまうと、インスリンの分泌が悪くなり、

血糖値の上昇を招きます。

そして、骨格筋の筋細胞に溜まると、筋肉の糖を取り込む力が

低下するためさらに血糖値が上がってしまいます。

膵臓に脂肪が溜まると、だるさや背中の痛み(膵臓周辺)、

筋肉痛が起こりやすくなります。

予防法は、脂肪肝と同じで夜遅くの食事、炭水化物、甘いもの、

アルコールを控えることです。

異所性脂肪2 肝臓に・・・

溜まってはダメな臓器にたまる脂肪を異所性脂肪といいますが、

肝臓に溜まってしまうと「脂肪肝」という病名になります。

肝臓の数値が高いというと“酒の飲み過ぎ”が原因といわれますが、

お酒を飲まない人に健康診断で

脂肪肝の疑いがありと診断される人がいます。

では、お酒を飲まないのになぜ?

炭水化物、甘いものの取りすぎで肝臓に

脂肪を溜めてしまっているのです。

夕食後に果物や甘いものを食べないことです。

肝臓に脂肪がたまると“だるさ”がでます。

良く寝ているのにだるいという人は、気を付けてください!

異所性脂肪1 日本人は・・・

日本人は、遺伝的に皮下脂肪よりも

内臓脂肪や異所性脂肪がつきやすい。

アメリカ人よりも日本人のほうが「隠れ肥満」になりやすく、

生活習慣病になりやすいといわれています。

カロリーオーバーが続くと、皮下脂肪の貯蔵庫があふれ、

脂肪がついてはいけない心臓、肝臓、すい臓などの臓器を

つくっている細胞や骨格筋の筋細胞に蓄積されていきます。

この脂肪のことを異所性脂肪と呼んでいます。

日ごろから「カラダがだるい、重い。」と感じている人は、要注意!

漢方は、内臓脂肪だけでなくこの異所性脂肪にも効果を発揮します。

3つの脂肪 異所性脂肪は・・・

脂肪には、3つの種類があります。

  1. 皮下脂肪
  2. 内臓脂肪
  3. 異所性脂肪

まず余った脂肪は、最初に皮膚と筋肉の間に蓄えられる。

皮膚をつまむと脂肪がついたのは誰でもわかります。

つまり、太った!ことがわかる。(皮下脂肪)

皮下脂肪の次にお腹の内臓の周りに溜まり、病気の原因物質を分泌。

実感は、わかりにくいですが、お腹がポッコリする。(内臓脂肪)

皮下脂肪、内臓脂肪もたまり、さらにカロリーオーバーになると、

行き場をなくなり、本来たまらない場所、肝臓や膵臓に溜まる。

これは、見た目ではわからない。(異所性脂肪)

最近、やせている人でもこの異所性脂肪がたまっている人が多い。

特に、自分はやせているから大丈夫と思っている人の中に、

実は、脂肪肝だったという人もいました。

寒さも厳しくなり、ついついカロリーオーバーにならないようにしましょう!

摂取と消費のバランスを見直しましょう!

目の熱感 焼けるように熱く・・・

40代半ば女性の目の熱感の漢方相談。

漢方歴6年のベテランさんからの電話。

両目が焼けるように熱いとのこと。

桂枝茯苓丸と桂枝加竜骨牡蛎湯は、飲んだげどダメとのこと。

「最近、せき出ていない?」

・・・「から咳が出ているので麦門冬湯を飲んでいる。」

やはり!から咳にも使う漢方を一服してもらうことに。

15分後電話があり、熱感はとれたけど、今度は首の後ろのコリが

出てきたので続命湯を飲んだら、目の熱感もスッキリしたとのこと。(お見事!)

続命湯は、いつも朝、首の後ろが凝っていと飲んでいたのですが、

その日は、飲んでいなかったとのこと。

「最近、甘いもの食べ過ぎていない?」

・・・「いわれると思った、食べ過ぎている。」

こういう素直に自分の非を認めてくれる人はありがたい。・・・感謝!

右足のむくみ  痛みもあり・・・

70代男性の足のむくみと痛みの漢方相談。

病歴・・16年前に脳出血で右足がマヒし、10年前に心筋梗塞。

服用薬・・・降圧剤、高脂血症、痛風の薬を6種類。

右足膝下からむくみと足首のあざがあり、

足裏とふくらはぎが痛く、足をつくのもやっと。

見せてもらうと、足のはれと捻挫のようなアザがある。

本曰く、捻挫はしていないとのこと。

ある漢方を飲んでもらい、次に越婢加朮湯。

10分後、足裏の痛みは、減ったが、今度は、ふくらはぎの痛みが増したとのこと。

続いて黄耆建中湯を一服。

さらに10分後、少し張れも引き、ふくらはぎの痛み軽減。

「病院のお薬何か、変えませんでした?」

・・・「コレステロールの薬が増えた。」

抗凝固薬とコレステロールの薬を併用すると、筋肉のひきつりや痛みが

出る場合が多々ありますので、気をつけてください。

病院で確認をしてもらうことに。

後日電話があり、コレステロールの薬の服用を中止したとのこと。

鼻血 1週間も・・・

 

60代後半男性の鼻血が止まらないとの漢方相談。

1週間前から鼻血が止まらず、鼻の中に大量の脱脂綿をつめている。

以前にも肺気腫の男性の鼻血を止めたことがあったので、

その時と同じ質問、「柿食べませんでした?」

・・・「えっ!なんでわかるの?」

「夕食あとに食べてます?柿が大好きなんで。」

柿を夜食べ過ぎると、腸麻痺を起こすことがあり、

その結果として鼻血を出す場合があることを説明。

そんなときによく使う漢方を一服。(1回に3包)

飲んで1分もたたないうちに下腹が異常なほど温かいという。

とりあえず3日分を持って行って様子を見ることに。

3日後来店、

ここで飲んでから鼻血がすぐ止まり、

それからピッタリ止まったとのこと。(またしてもこの漢方か!という感じ)

夕食後の果物は、柿に限らず、食べないことです。

様々な病気の原因になります。

えびす講 109回目を・・・

桐生西宮神社のえびす講も109回目だそうです。

私ももの心ついたときから毎年お参りにいっていました。

子供のころは気温が低く、震えながら参拝の長蛇の列に並んだものです。

しかし、近頃は、以前より参拝者の人数も減り、気温も高くなっています。

今まで何回、えびす講に参拝したかを計算してみると、

家業を継いでから毎年なので、33回目でした。(子供のころから48回?)

今年もお札と熊手を買いもう一度お店に戻って飾ってから帰宅。

毎年熊手を少しずつ大きくすると良いといわれていますが、

私の場合は、毎年、同じ金額と決めています。

今年も無事にえびす講を迎えることができたのは、

ひとえに皆様のおかげと感謝しています。

また来年もお参りできますように・・・合掌!

恵比寿講