30代半ば女性の漢方相談。
朝から口が渇き吐き気がするという。
五苓散を飲んでも治らないといって来店。
そこで質問開始、「口ではなくて喉が渇いていない?」
・・・「そうかも?」
なかなか症状を言葉にするのは難しいもの。
漢方を選ぶには、その人のカラダや心の状態をイメージします。
まず、麦門冬湯を一服。
すぐさま喉(口)の渇きは治まる。
しかし、まだ気持ち悪いという。
「その吐き気は、どんな感じ?もっと詳しく!」
・・・「胸がふさがっているような吐き気?」(胃ではなく肺?)
喉のふさがり、耳のふさがりによく使う漢方を飲んでもらうと、
「この酸味が心地よい!」(その酸味に期待したのだ)
10分後、吐き気も改善。
これらの漢方は、アレルギー反応にもよく使います。