足裏の違和感 ジリジリと・・・

40代半ば女性の電話での漢方相談。

「左足の裏がジリジリして気持ち悪いんです。」

車の運転をしているとからだとのこと。

飲んだ漢方は、続命湯、真武湯、小建中湯、八味地黄丸。

左足の中指と薬指がつりそうな感じというので、

越婢加朮湯を飲んでみることに。

30分後電話があり、つりそうな感じは治まったけど

まだ足裏がジリジリしているという。

何を飲んでも治まらないと焦ってしまうタイプなので

落ち着かせる意味も含めてある漢方を飲んで

落ち着かせてみることに。

1時間後、「治まりました!」

わけわからなくなった時に、痛みなどにも効くこともあり、

落ち着かせることの大切さを痛感!

治らないと焦ってしまう人にいいかも・・・

首コリと肩こり 1年前から・・・

20代前半女性の首コリと肩こりの漢方相談。

1年ほど前からパニックが起こるようになり、

首と肩が凝って痛いという。

首を上に向いてもらうと、全然動かず。

まず半夏厚朴湯を飲んでから小建中湯を飲んでもらうと、

いくらか痛みが取れたものの完全に取れきれない。

そこである漢方を一服。

すると、本人が顔を上に向けた瞬間・・・

「あっ!たまげた・・・」

もうすでに顔が天井と並行に。

何かのタガが外れたようにスーと向けたので、本人も驚いたわけです。

「首コリと肩こりはどう?」

・・・「楽になりました!」

漢方がこんなに飲みやすく、即効性があるとは、思わなかったとのこと。

これらの漢方でパニックも治ってくることを説明。

お腹の張り 首の後ろも凝り・・・

30代前半女性のお腹の張りの漢方相談。

夕方からお腹が張り、小建中湯と半夏瀉心湯を飲んでもとれないと夜電話。

首の後ろも凝っているという。

「風邪引いていない?」

・・・「風邪は引いてないと思う。」

この時期なので怪しいと思ったが、とりあえず続命湯を

飲んでからお腹の張りに効く漢方を飲んで様子を見ることに。

翌朝、電話があり、すぐに首コリとお腹の張りが取れ、

よく眠れたとのこと。

やはり、甘いものを食べていたそうです。

甘いものの食べ過ぎは、免疫力低下の原因にもなりますので要注意!

胸痛 咳のし過ぎで・・・

60代半ば女性の胸痛の漢方相談。

咳のしすぎで咳をすると胸が痛いという。

咳は、2週間、病院の咳止めを飲んだが治まらない。

「痰を外に出せますか?」

・・・「出せば出せます。」

「咳がいきなりでて熱も出ましか?」

・・・「咳から始まりましたけど、熱は出ませんでした。」

まずは、桂麻各半湯を一服。

すると、咳は、少し治まったので、

咳こじれに使う漢方を1日3回、3日分試すことに。

3日後来店、咳も止まり、胸の痛みもなくなったとのこと。

今度は、「肩こりも治りますか?」

・・・「咳のし過ぎで肩に力が入りすぎたのでは?」

「いや、普段からカチカチなんです。」

だったら四逆散。

飲んでもらうと、「味がしない。」

5分後、「肩がだんだん楽になってきた!」

「もしかして、顎関節症になったことがあるのでは?」

・・・「なんでわかるんですか?」

「なんとなくわかるんです。」

まずくなるまで1日1包四逆散を飲むことに。

何日ぐらい飲めるのかな~?

この人は、大本は、小柴胡湯のはずです。

頭頂部の頭痛 背中上部も痛かったので・・・

40代後半女性の頭頂部の頭痛。

漢方を昨年の6月から真面目に飲んでいる人で、

いろいろな不快症状を自分で漢方を選べるようになり、

今年は、花粉症の症状も一切出てないとのこと。

先日、仕事場で嫌なことがあり、頭頂部と背中上部が

痛くなったので、ある漢方と柴胡加竜骨牡蛎湯を

飲んだら一発で治まったとのこと。

「なぜその漢方を飲んでみたの?」

・・・「急に寒くなり気圧が変わったからそれかな?と思って・・・」

なんとなく飲みたかったからという。

(この自分の直感が一年近く漢方を飲んでいるとでてくるもの)

自分のカラダは、本来自分が一番よくわかっていなくてはいけない。

しかし、現代人は、情報量の多さに、自分で考えて答えを出すという

ことが退化しているような気がする。それにしてもお見事!

教える甲斐があります・・・漢方を覚えてくれたことに感謝!

高熱 頭痛とカラダが熱く・・・

11歳男子の風邪の電話での漢方相談。

39.0℃の高熱、頭痛とカラダが熱い熱いとのこと。

「汗が出てますか?」

・・・「出ていない。」

子供の高熱というと、麻黄湯を使うことが多いですが、

頭痛もあって熱がっているということなので、

まず葛根湯を飲んでもらい、次に、脱水予防の意味も含めて、

ある漢方と次に飲めたら小柴胡湯を飲んでもらい様子を見ることに。

(子供が高熱を出すと脱水しやすいため)

1時間後、熱が37.5℃に下がり、頭痛も言わなくなり、寝てしまったと電話。

翌朝、食欲がなかったら、桂枝湯、あれば葛根湯。

そして、小柴胡湯を飲むように伝えたのです。

翌朝、電話があり、熱も下がり朝からお腹空いたといって

朝ごはんも食べたとのこと。

「漢方は、飲みたくないというのですがどうしましょう!」

・・・「治ったから必要ないのでは・・・様子をみましょう!」

子供は、カラダの声をよく聞くことができ、

治れば、漢方飲みたくなくなるものです。

そこは、逆らわないことが大切です。

アキレス腱の違和感 足首を曲げると・・・

私の話。(50代後半男性)

先日の日曜日8回目の今シーズン最後のスキーに行き、

帰ってから洗車、そしてタイヤ交換。

翌日朝7時、右足首を曲げると、アキレス腱がビクッとするのです。

もしかして、アキレス腱が切れるのかも?と

こんな私でも心配になるわけです。(年甲斐もなくハードにカラダを動かしているので)

こんな時は、どの漢方で治るか試すのに絶好のチャンス到来!

昨日は、朝5時起きし、水分だけで何も食べず、食べたのが、夜8時。

ビール1本とアジフライと寿司3皿。(もちろん回転ずし)

このことから、まず越婢加朮湯一服。(甘くて美味しい。)

続いて筋系によく効く温経湯。(これもいつもより飲みやすい。)

仕上げは、ある漢方と八味地黄丸。

いつものように店に行き、仕事をしていると・・・気が付いたのが10時。

あれっ?治ってる!

最近、あちこちの筋が伸び切っているようなので気を付けなれば・・・

といっても私の場合、喉元過ぎればすぐ忘れる性格。

また、年を忘れて無理してしまうのです。

スキーが1シーズン怪我もなく、無事に終わり、

これからは、草刈りと芝刈り(ゴルフでよくダフリ、芝を刈ってしまう)。

くたばるまでカラダを酷使し続けるつもり。めざせ!スーパー爺(ジジィ)

足先の冷え 風邪をこじらせ・・・

70代後半男性の風邪のこじれの漢方相談。

夜9時ごろ奥様から電話。

「主人が布団に入っても足先が冷えて、寒い、寒いと震えているんです。」

1週間前から風邪を引き、病院のクスリを飲んでいるとのこと。

熱は、ないともいう。

「手の指先も冷たいですか?」・・・「触ると冷たいです。」

「夕飯は、食べられましたか?」・・「食欲が内のあまり食べませんでした。」

とりあえず桂枝湯と重湯を飲んでもらい、

ある漢方を3包飲んで様子を見ることに。

「カラダ全体が温まり、今、寝ています。」との電話。

風邪をこじらせて、体力が極端に低下してしまったということ。

風邪は、引いた1日目が勝負です。

こじらせないように、早めに連絡ください!

生理中の発熱 抗生物質を飲んだら・・・

30代前半女性の発熱の漢方相談。

風邪を引き、病院で抗生物質を飲み、いったんは熱がさがったが、

一週間したらまた、熱がでて寒気もして、だるくてつらいとのこと。

そして、胃がムカムカして気持ち悪いともいう。

リセットの意味でまず桂麻各半湯を一服。

10分後、カラダが温まり少し、楽になったがまだ気持ち悪いという。

そこで、「もしかして生理中ですか?」

・・・「はい、なんでわかるんですか?」

「なんとなくそうかなと思って!」(生理痛の発熱もあるので。)

そこで仕上げに胃腸薬にもなる漢方を一服。

さらにカラダが温まり、10分後、

「胃がスッキリして、気持ち悪さがなくなった。」

・・・「少し吐き気があったのでは?」

「はい!吐き気がなくなりました。」

・・「今度は風邪引いたらすぐに来てね!」

風邪の時、漢方の素晴らしさを実感できます。

処方があってればの話であるのは言うまでもありません。

親指の痛み 仕事のし過ぎで・・・

60代前半男性右親指の痛みの漢方相談。

最近、仕事で力仕事をし過ぎて、親指が痛くズボンを

下す際にも痛いとのこと。

普段は、小柴胡湯を飲んでいる人。

質問開始、

「最近、便の出はどうですか?」

・・・「そういえば出が悪いかも!」

「胃の調子は?」

・・・「食べるとむかむかするので甘いものを食べたくない。」

(いつも食後に甘いものを食べている人)

ここは、大黄、芒硝で炎症を抑えて、下痢させたいとこと。

しかし、胃の調子が悪く、むかむかがあるので

使えないと判断。

そんなときによく使う漢方を一服してもらうと。

「あれっ?お湯のよう、味が全くしない!」

これは、行けたな!と思い、5分後に、

「痛みはどうですか?」

・・・「あれっ!痛くない。」

清熱して炎症をとるまえにまだ少陽病が残っていたということです。