40代前半女性、やせ型、電話での風邪の漢方相談。
寒気がしてだるく風邪かもしれないという。(風邪でしょ!)
漢方歴9年なのでほとんどの漢方は持っている。
3月の3連休、東京行ったのでコロナかもと心配の様子。
(もともと心配性で半夏厚朴湯を飲んでいる)
まず、葛根湯を飲んで様子をみると・・・ダメ。
続いて桂麻各半湯を飲んでも・・・ダメ。
すると、熱っぽくなってきたというので麻黄湯を飲むと、
「寒気はとれたけど、寝ていると辛く寝ていられない」という。
「もしかして、口渇いていない?」
・・・「言われてみれば、渇いてきた。」
「大青龍湯持っている?」
・・・「持っていない。」
では、その代わりになる漢方を飲んで様子を見ることに。
30分後、「落ち着いてきたけど、気持ち悪い、吐きそう」と電話。
「吐いてから、五苓散をゆっくり飲んで、
それから小柴胡湯を飲んで寝て」
そして、翌朝、五苓散を飲んだら汗がでて、
楽になって、もう大丈夫みたい。と電話。
「咳になっていない?」
・・・「大丈夫、コロナでなくてよかった!」
「柴胡桂枝湯を2回は、飲んでおいてくださいね!」
・・・「はい。わかりました」めでたしめでたし。