くるぶしから下のほてり オリゴ糖を飲むと・・・

50代前半女性の頭痛の漢方相談。

子供のころからの頭痛持ち。

どんな時に頭痛になるのか?

寝不足、気圧の変化、疲れると痛くなる。

便秘は、最近、オリゴ糖を飲んでいるので毎日でないけど出ている。

ここまで聞いて、ピンと来た!

「足がほてることないですか?」

・・・「くるぶしから下はいつもほてっている!」

「今、ほてっている?」・・・「はい!」

そこである漢方を飲んで10分後、

「あれ?うそみたい!ほてりが取れた。」

他の漢方は、苓桂朮甘湯の証があったので、

とりあえず3日間試すことに。

さて、どうなるか?

高熱 夕方になって・・・

小学1年生女子、3女の熱の漢方相談。

夕方、お父さんから電話で3女が38.8度の熱があるとのこと。

食欲はあるというのでまず麻黄湯とある生薬単味の漢方を飲んで、

最後の仕上げに小柴胡湯を飲んで様子を見ることに。

翌日電話があり、熱は、平熱、咳、喉の痛みはなしとのこと。

このお父さんとは、30年来の付き合いで漢方屋さんができるほど

ありとあらゆる漢方を揃えてくれている。

このような急を要する風邪のときは、持っていないとどうにもなりません。

これでダメだったら熱に効く牛黄を飲ませる予定でしたが、

それも使わずに治ってしまい、一安心。

お父さんいわく、コロナだったらどうしよう!と心配だったのこと。

皮肉なもので、3女だけが漢方を飲んでなかったので余計に心配したとのこと。

これで他のお姉ちゃんと一緒にベースの漢方を飲んでくれるといいのですが・・・

頭が重い ゴアーって感じ・・・

20代半ば女性の発見!

漢方を飲み始めて2か月。

精神不安、パニックで安定剤を常用。

最近は、安定剤を1日1/2~1/4に減らせたという。

パニック時には、苓桂味甘湯で治まる体質。

この2か月間で、自分で漢方を選べるようになってきて、

先日、発見!!があったという。

その日は、頭が重く、ゴアーって感じだったらしい。(地鳴りのようなのかな?)

トイレに行くにも上半身が重く、だるくてしょうがなかったという。

すると、今度は、「不安」が強くなってきたので

ある漢方を思いつき、飲んでみたら・・・

その後、頭と上半身の重み、そして、なんと!!不安感も取れ、

食欲も出てきて、元気になったという。

さて、彼女はどの漢方を飲んだのでしょう?

久々に問題、正解者500㌽進呈。

それにしても“お見事!”

本人がこれを読んでたら、これからも漢方の使い方を覚えてくださいね!

不眠 疲れやすく・・・

30代後半女性の不眠の漢方相談。

他の症状は・・・

・疲れやすい。

・めまい、立ち眩み

・生理痛は、腰のみ。

・晩酌毎日焼酎2杯。

・下痢しやすい。

肌質とお酒好きからまず当帰芍薬散を一服。

桂枝茯苓丸の要素もあったので飲んでもらうと、

「苦くて飲めない。」という。

目も使うので桂枝加竜骨牡蛎湯を飲んでもらうと、これも渋いという。

そこで質問、「疲れやすいというのは、昼間眠いのでは?」

・・・「夜勤もあって不規則なので眠いのかも?」

そこである漢方を飲んでもらうと飲めたので、1日2回飲んでみることに。

1週間後、「寝れるようになったかな?」

・・・「よく寝られて、疲れなくなりました!」

疲れなくなったのには、肝臓の弱りに効く漢方も一緒に飲んでいるから。

できれば、アルコールの力をかりなくても寝られるようになるのが理想です。

急な咳 今度は咳が・・・

昨日の40代半ば女性の話のつづき。

だるさが取れたら、今度は喉の痛みと急に咳が出だしたと夜に電話。

「コロナかなぁー?」と心配そう。

・・・「熱は?」

「熱は、ない!」

・・・「口が渇いていない?」

「今は、渇いていない。」

そこである漢方を飲んでから小柴胡湯を飲んで様子を見ることに。

1時間後電話。

「咳もすぐ止まって、喉の痛みも取れた!」

・・・「昼間、水分を取りすぎたのと夏風邪も引いていたのかな?」

暑さで水分と冷たいものの取りすぎで、冷えからくる咳も多々ありますので

冷たいものの取りすぎに気をつけ、

しっかり湯船につかって汗をかいてから寝るように!

湯船に入ることは、内臓を温めることにもなりますので、必ず入ることです。

だるさ 散歩から・・・

40代半ば女性漢方歴7年。

朝一で電話。

朝いつもより涼しいので1時間遅くワンちゃんの散歩。

もちろん五苓散は服用し、帰ってきてから頭が熱かったので

続命湯を飲んで頭の熱いのは取れたが、

今度は、だるくてしんどいとのこと。

そこで滋養強壮の漢方を飲むように指示。

すると、10分くらい電話で話していると、

凄く楽になったとのこと。

「これって何?」

・・・「脱水でしょ!」

帽子をかぶるのを忘れたと言っていたので。

少し気温が下がると“油断”してしまいがち。

まだまだ熱中症と夏バテの両方に気を付けましょう!・・・つづく。

左耳の後ろの痛み 生理になると・・・

20代後半女性の左耳後ろの痛みの漢方相談。

いつなるのか?

生理のときに痛くなり、起きられなくなってしまうという。

いつからか?

9年前から。

その他の症状は・・・

生理前になると、めまい、耳鳴り。

生理痛はお腹のみ、その時に血の気が引くとのこと。

これらの症状は、当帰芍薬散で翌月の生理から改善。

しかし、左耳後ろの痛みは起きるという。

そこである漢方を飲んでもらうと・・・「味がしない。」

次の生理のときに痛くなったら頓服で飲むように指示。

翌月来店、痛みが止まったとのこと。

これですべての症状が解決!

9年も苦しんだのでもっと早く来ればよかったという。

この言葉をもらうとうれしいものです。・・・感謝!

左耳後痛

不眠 気が立って・・・

40代後半女性の漢方相談。

漢方歴5年。

はじめはパニックで漢方を飲んでいたが、

最近は、まったくパニックが起きなくなった人。

現在のベースは、半夏厚朴湯と桂枝茯苓丸。

今回の相談は、不眠。

「最近、暑いせいか寝るときに気が立って寝付けないんです。」

・・・「その表現でわかりましたよ!」

「気が立っているから寝る前も半夏厚朴湯?」

・・・「いや、違います。」

「あっ!わかった!柴胡加竜骨牡蛎湯でしょ?」

・・・「間違いではないけど、ちょっと違う!」

「じゃ、あれでしょ!」

・・・「正解〇」

1週間後、来店、

「よく寝られるし、朝スッキリしているので寝る前にしばらく飲む」という。

・・・「予算があれば飲んでおくといいですよ!」

コロナ禍と炎天禍 巣ごもりが・・・

コロナ禍、巣ごもりで運動もしないで食べてばかりの生活が

解除され、散歩でもと思ったら、今度は、この異常気温による炎天下。

これも禍、つまり炎天禍によって、またまた巣ごもり生活。

体温以上に上がる外気温は、食べるカロリーを減らさなくてはいけません。

しかし、それに気づき、実践している人は、ほとんどいません。

それどころか、食べないと熱中症になると思い込んで

高カロリー摂取にいそしんでいる人がほとんど。

そして、勘違いがもう一つ、それはエアコン。

エアコンをつけているから大丈夫と思い込んでいること。

温度・湿度計をつけて部屋の状態を知ることが大切です。

たとえば気温27度で湿度が35%を超えると注意が必要になります。

これが気温28度になると湿度に関係なく注意が必要となることから、

常に室温を27度以下、湿度35%以下にすることです。

そして、熱中症予防だけでなく摂取エネルギーと消費エネルギーの

バランスを取ることを心がけてください。

動いた分だけ食べる習慣を身に着けることが体調管理には大切です。

鼻血 小建中湯を飲んでも・・・

30代前半女性からの電話での漢方相談。

朝から鼻血が止まらないとのこと。

普段は半夏厚朴湯と桂枝茯苓丸を飲んでいる。

生理痛のとき小建中湯を飲むと治まる人だったので

小建中湯を2包飲んで様子を見ることに。

30分後電話があり、まだダラダラでるという。

(前日も男性の鼻血の相談があり、その時は小建中湯を2包で治まったのになぁ~)

「昨晩、寝る前に何か食べなかった?」

・・・「実は、食べた!怒られると思って言わなかった!」

「何を食べたの?怒らないから言ってごらん。」

・・・「チョコアイス!」

「そういうことね!」

それを聞いてある漢方を飲んでもらうことに。

10分後、電話があり、鼻血が止まり、頭が少し痛かったのも取れた。

夕食後の糖分には、気をつけてください!漢方が増えますよ!