中学２年男子の腹痛。
いつもは小建中湯か桂枝加芍薬湯で治ったことがあり
今回も試したが治らないので四逆散まで飲ませたと電話。
「お腹のどの辺が痛いと言っている？」
・・・「お腹の左側が痛いと言っているのでいつもと違うみたい。」
「たぶん漢方がないので漢方バックもって行きますよ！」(漢方会員なので！)
10分後到着、見てみると左の骨盤を手で押さえている。
息子さんに質問、「今日は便出た？」
・・・「まだ出ていない。」
そこである漢方を飲んでもらうと、「飲める？」
・・・「うん。」
15分後、息子さんトイレに行ってくると、
「下痢した？」
・・・「少しゆるかった。」
と話しているうちに、お腹に手を当てていないので、
「痛みとれたでしょ！」
・・・「うん。」
・・・「治ったの？先生にお礼いいなさい！」とお母さん。
(ちゃんとしつけしているな！)
「よかったでね！最後に小柴胡湯飲んでおいてね！」
・・・「飲ませます。」とお母さん。
久々の往診だったのでその場で治せて私も一安心。
ベテランさんになると30処方ぐらい持っています。
こういう時のためにあらゆる症状を想定して、
１シートは、持っていると役に立つときがいつかあります。
みなさんも漢方バックを作りましょう！
※まふゆ先生のひとりごと
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