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40代後半男性の不眠。
寝つきも悪く、寝ても2時間おきに目が覚める。
「お仕事でパソコンを使いますか？」
・・・「1日中パソコンです。」
「目の奥が重くなったりしませんか？」
・・・「それはいつもですから？」
「おしっこは近い方ですか？」
・・・「近いです。」
これらからある漢方で1週間試すことに。
1週間後、「どうですか？」
・・・「変わりません。」
「まだ2時間おきに目が覚めますか？」
・・・「4時ごろは目が覚めます。」
(11時に寝るので4時間寝ている。)
「では、今度は10日間試しましょう！」
・・・「また10日後にきます。」
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50代前半女性の鼻の左脇の痛み。(電話)
朝起きたら痛いとのこと。
1年前にも同じようなことが。
本人もその時のことを覚えていて、
副鼻腔炎を起こしたみたいともいう。
現在は、胃腸の調子が悪くなったので
ベースで半夏厚朴湯と柴胡桂枝湯のみ。
「荊芥連翹湯はまだある？」
・・・「ない。」
しかたないのである漢方を飲んでから
桂枝茯苓丸と小柴胡湯加桔梗石膏を飲んで様子を見ることに。
1時間後、・・・「少し痛みがとれました。いつまで飲んだらいいですか？」
「完全に痛みが取れるまで飲んでください。」
・・・「ベースの漢方は？」
「半夏厚朴湯だけは飲んでいてくださいね！」
・・・「わかりました。」
3日後電話があり、完治したというのでベースを戻すことに。
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30代半ば男性の背中のかゆみ。(肩甲骨の間)
以前花粉症で鼻づまりがひどいのを
越婢加朮湯と桂枝茯苓丸とある漢方で治した人。
今年は、どうも症状が出てないらしく、
やめていたとのこと。
「今どの漢方飲んでいるの？」
・・・「目が疲れるので桂枝加竜骨牡蛎湯だけ飲んでる。」
「また戻してみれば？」
・・・「鼻づまりはないよ？」
「鼻づまりだけでなく皮膚病にも使うんですよ！」
・・・「そうなの？」
1週間後来店、「どうだった？」
・・・「いいみたい、まだ飲んだほうがいいのかな？」
「桂枝加黄耆湯と桂枝茯苓丸だけはベースで飲んでて！」
・・・「だって予算が？」
「では、お好きに！」
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50代後半男性の尿酸値を低くしたい。
奥さんの手首が痛いのが治ったのを見ていて、
尿酸値も漢方で治るものなら治したいと来店。
「足の親指の付け根が痛いですか？」
・・・「右だけが少し痛みを感じます。」
「他に痛いところは？」
・・・「右膝が痛いです。」
「腰は大丈夫ですか？」
・・・「腰は昔から痛いので。」
まず越婢加朮湯を飲んでもらうと・・・「甘い。」
この時点でカラダが温まり、続いてある漢方を飲んでもらうこと10分、
腰と膝が少し楽になったとのこと。
赤血球が入れ替わるのが120日ということを説明して
それ以降に検査をしてもらうことに。
３か月後、尿酸値の数値も正常になったので漢方を少し減らしたいとのこと。
そこで1日1包づつに減薬。
4か月と言ったのに! まあいっか！
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50代前半男性の左脇下の痛み。
他には、不眠、寝つきも悪く、中途覚醒するとのこと。
「今、不快な症状はありますか？」
・・・「目から上が熱い感じがします。」
肩井のツボも凝っていたのでまず桂枝茯苓丸を一服、「甘い。」
5分後、「目から上の熱さはどうですか？」
・・・「いいです。」
「左脇下の痛みはどうですか？」(左腕を上げる)
・・「まだ少し痛いけどいいです、こんなにすぐ効くの？」
小便も近いというので桂枝加竜骨牡蛎湯を一服して5分後、
・・・「すごーいですね、目の奥の痛みがなくなりました。」
(やっぱり痛かったのね！)
「顎が痛かったり、顎関節症になったことは？」
・・・「それはないですけどよく奥歯が折れます。」
(そっちのほうがひどいわ！)
「次の漢方で左脇下の痛みとれますからね！」
と言ってある漢方を仕上げに一服してもらうこと5分。
顔の表情が緩んだので、「もう一度左手を上にあげてみて？」
・・・「あれっ？まったく痛くない、うそでしょ！」
・・・「今まで何度も整体に通ったのに。」
「整体屋さんに言われます、商売あがったりだと。」
・・・「ですよね！」
「これで良く寝られますよ！」
・・・「やってみます。」
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20代前半女性の左脇の痛み。
来店時に左脇を押さえてきたので相当痛そう。
病院でCT、レントゲン、血液検査をしても異常なし。
「背中まで痛いの？」
・・・「痛いです。」
これは簡単いつものパターンと得意げに柴胡桂枝湯を一服。
10分後、「どうとれた？」
・・・「背中は取れた。」
「左肋骨の下は痛いの？」
・・・「はい、キリキリします。」(あららっ？)
そこで胃かもと思い、安中散と四逆散を混ぜて一服。
これもダメ。
続いて、人参湯、続いて大建中湯を飲んでもらうと、
人参湯は辛く、大建中湯は・・・「味がしない。」
今度こそはと思いましたが・・・ダメ。
こうなると迷宮入り。
そこでベースを探そうと質問。
「生理は遅れることある？」
・・・「生理が来たり来なかったりです。」
最後にある漢方を飲んでもらうと、これも味がしないとのこと。
10分後、「どう痛みは？」
・・・「完全じゃないけど治まってきた！」
いかにベースが大切か痛感！
・・・無駄打ちしてしまった！・・・反省。
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50代半ば女性の手足のほてり。(電話)
ベースの漢方は、温経湯と八味地黄丸。
1か月前から落ち込んでいるので香蘇散を追加。
カラダの表面が熱く、特に手足が火照るとのこと。
その他の症状は・・・
怖い夢を見て良く寝られない。
手のひらのほてりには温経湯、足裏のほてりには八味地黄丸が有名。
両方ともベースで飲んでいるのに？
そこで質問、「昼間おしっこは出ている？」
・・・「近いです。」
「唾液が出るとか？」
・・・「寝ているときによだれが出るんです。」(わかった！)
そこである漢方を飲んでもらうこと1時間。
・・・「手のひらと足の裏のほてりが取れました」
「カラダの芯が冷えるとほてりが出ますので。」
・・・「暖かくなったのでアイスの食べ過ぎかなぁ～」
「はい。食べ過ぎです。」
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中2男子の鼻水。
朝から鼻水が止まらず、花粉症かと思い
小青竜湯と麻黄附子細辛湯を飲ませたが一向に止まらないと電話。
「食欲は？」
・・・「朝いつもより食べた。」
「熱は？」
・・・「36.5℃」
「喉が痛いと言っている？」
・・・「少し痛いみたい。」
「風邪かもよ？」
・・・「でもこの時期いつも鼻水がすごいんです。」
そこで風邪とみなしてある漢方2包と桔梗石膏を1包飲んでもらうことに。
1時間後、・・・「飲ませたら鼻水も止まった！」
「やはり、風邪の鼻水だったね！」
・・・「花粉症じゃなかったの？」
「これから熱が上がったらまた電話してね！」
・・・「はい。」
それから電話なし、治ったな！
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40代後半女性の高熱。
朝起きたらカラダがだるく、喉も少し痛いので、熱を測ってみると39.5℃。
いつも麻黄湯で治るので午前中に3回飲んだものの
熱が下がらず、だるいので電話。(昼ごろ)
「食欲はあるの?」
・・・「朝は食べたけどお昼は食べたくない。」
「節々は痛いの？」
・・・「痛くない。」
「顔を天井に向けると首の後ろが痛い？」
・・・「痛くない。」
「咳はでる？」
・・・「少しでる。」
そこである漢方と小柴胡湯を飲んでもらうことに。
夜9時ごろ電話があり、3回飲んだら、汗がでて、
熱が36.9℃まで下がったとのこと。
・・・「いつも麻黄湯で治るのに違うのね？」
「そういうこともあります。」
・・・「漢方って難しい。」
「簡単だったら私は必要ないでしょう！」
・・・「確かに。」
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高1女子の咳。
来店するなり、コンコン乾いた咳をしている。
咳が出だすと止まらないともいう。
病院で小青竜湯を1日3回飲んでいたとのこと。
(それで止まらないとなると麦門冬湯か？)
「いつから咳がでるの？」
・・・「一週間前から。」
「喉が渇いている感じがする？」
・・・「左がわの喉が鼻から垂れてくる感じがする。」
「鼻水がでることがある？」
・・・「はい。」
「色は？」
・・・「透明。」
「脇汗はかく？」
・・・「夏は、びっしょりになる。」
まず半夏厚朴湯を一服して、すぐさま喉元が温まる。
続いてある漢方を飲んでもらうこと10分。
「どう?喉に垂れてくる鼻水は？」
・・・「いいみたい。」
さらに10分後、
「咳でなくなったね！」
・・・「なんかすっきりした。」
とりあえず3日分飲んでもらうことに。
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