PMS(月経前症候群)3 まずは氣から・・・

PMS(月経前症候群)の治療を考えた場合、

まずは、氣の異常から治していきます。

氣?イライラやうつな気分は、氣の不足、氣の停滞や氣うつが原因です。

氣がスムーズに流れていかないことには、血や水もうまく流れません。

≪氣の異常に使う漢方≫

1半夏厚朴湯・・・不安や心配不安などの精神症状に使います。

2香蘇散・・・・・半夏厚朴湯よりも氣が落ちてしまった時に使います。

3補中益気湯・・・だるさ、眠気、下痢、神経過敏に使います。

4加味逍遥散・・・気血両虚でイライラがあるときに使います。

5抑肝散香陳皮半夏・・イライラ、眠気、逆上、腹痛などに使います。

このなかで一番使われるのが半夏厚朴湯です。

この漢方は、氣うつや気滞に対応していています。

七情(怒・喜・思・悲・恐・驚の七つの感情変化)の氣を治すため、

四七湯(ししちとう)とか大七氣湯(だいしちきとう)ともいわれています。

心配事、不安が多いご時世なので時代にあった漢方ともいえます。