10才男子の突発性難聴の漢方相談。
2週間前から低音が聞きづらく、耳鳴りがするという。(右耳)
座るなり、両足とも椅子の上であぐらをかいていたので、
まず小建中湯でお腹を温めることに。
案の定、お腹が温まる。
そして、質問、「どんな音がする?キーンと高い音?」
・・・「そう、高い音がする。」
おそらく、学校で何か嫌なこと、または我慢をしいられたかためと予想し、
その辺は、お母さんもいたのではっきりとは答えなかったのです。
お母さんにも質問、「食べ物の好き嫌いははっきりしている?」
すると、「なんでも食べる。」(そうかな?・・・)
今度は、本人に、「嫌いな食べ物は何?」
・・・「きのこ、好きなのはアナゴ!」(きまりだな!)
ある漢方をさっきのより苦いかもしれないけど飲んで・・・
「全然苦くないよ!甘くておいしい。」
10分ぐらい話をしていると、歯ぎしりもしているとお母さん。
もしだめなら次の漢方をと思っていましたが、
「音はどう?」
・・・「あっ!今はしていない。」音もよく聞こえるとのこと。
この男の子は、3男なのに結構気をつかう子。
念のため半夏厚朴湯を飲ませてみたら、一番おいしいとのこと。
人は、見た目ではわからないものです。特に身内は。