生薬
呉茱萸、人参、大棗、生姜、以上4味。
効能・効果
みぞおちが膨満して手足が冷えるものの諸症:
頭痛、頭痛に伴う吐き気、しゃっくり、胃炎、胃酸過多、胃潰瘍、逆流性胃炎、
よだれ、唾液、胃液が大量に口から出るもの、片頭痛、尿毒症、ひきつけ、脳腫瘍、
中枢神経疾患、めまい、足冷え、のぼせなどなど・・・
呉茱萸の薬効成分は、シネフリン。
シネフリンには、βアドレナリン様の薬理作用があり、
血管収縮剤として使われています。
呉茱萸湯は、胃がもたれ、手足が冷たく、のぼせ症で
赤い顔をしている人の頭痛に効くといわれます。
特徴は、頭痛で吐き気をともないます。
普通は、吐いてしまえばすっきりしますが、呉茱萸湯の場合は、
吐いた後ますます胸苦しくなります。
このような場合、呉茱萸湯を一気に飲むとはいてしまうので、
ゆっくりと湿らせるように飲むことです。