真武湯というと、よくめまいに使いますが、今回は左肩の痛み。
50代女性、左肩が痛くて苦しいとの漢方相談。
漢方の使い方もだいぶ理解しているのでもちろん、小青龍湯は、飲んだのに
まったく、左肩の痛みが取れないとの電話。
水分は取りすぎていなく、冷たいものも食していないとのこと。
小便の出も悪くないとのことでした。
何か変わった出来事がなかったか尋ねると、近所のお葬式があったとのこと。
普段と違う出来事があると、思っている以上に心身ともに疲れるもの。
カラダがヘロヘロになって疲れてしまったときに良く使う真武湯を飲むように指示。
その後、もう一度小青龍湯を飲むように伝えて電話を切ったのです。
それから、2時間後、今度は、小青龍湯が良く効き、楽になったと電話。
心身共に疲れがたまると、余分な水分も溜ります。
イメージでいうと全身水浸し状態。
まず、全身に溜った余分な水をさばくのが先と考えました。
漢方も飲む順番によって、何を先に飲んだかによって
効くものも効かなくなる場合があります。