後鼻漏は、鼻が喉のほうに流れてきます。
いいかえると、前(表)に出せず後ろ(裏)に回ってしまうということ。
後鼻漏でよく使われる漢方というと39半夏厚朴湯が有名。
しかし、39半夏厚朴湯だけではなかなか改善しないことも多い。
では、どうして鼻が喉のほうに流れてくるのか?
それは、鼻の奥に常に鼻水のようなものがあるからです。
特徴は、鼻を鳴らすかどうかが見分けるポイント。
鼻を鳴らしている、または鼻がつまっているという自覚がない人も多いので、
いかにそれを見つけるかが漢方を選ぶ人の腕のみせどころでもあります。
もし、それが確認できたときには、桂枝加黄耆湯を飲んでみることです。
震源地である鼻のグジュグジュを処理することができれば
後鼻漏が解決の一歩になります。
風邪を引いて咳が長引いている場合のときも同じ。
喉から気管、肺にまでグジュグジュが行ってしまうと苦しくなります。
いくら咳に効く漢方を飲んでも効果はあまりでません。
何事もおおもとを変えることが大切です。